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報道発表資料  2022年04月21日  福祉保健局

(公財)東京都医学総合研究所
「新型コロナウイルスワクチン接種後の抗S1-IgG抗体及び中和抗体価推移について」の公表に伴う東京iCDC専門家ボード座長コメントについて

本日、公益財団法人東京都医学総合研究所から「新型コロナウイルスワクチン接種後の抗S1-IgG抗体及び中和抗体価推移について」が公表されました。詳細は、東京都医学総合研究所のホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
これを受けて、東京iCDC専門家ボード座長のコメントを下記のとおりお知らせします。

東京iCDC専門家ボード座長 賀来満夫

東京iCDC専門家ボードのメンバーでもある東京都医学総合研究所の小原道法先生から、都内医療従事者の検体(血清)を用いた、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種から4か月程度経過した方の抗体の測定結果が発表されました。
感染防御に働く抗体である中和抗体は、3回目接種を行うことで抗体価が高くなり、4か月程度経過しても、すべての年代で高く維持されている傾向が認められるとのことです。
この結果に対して、東京iCDCの各分野の専門家の先生方からご意見をいただきました。
3回目接種をした場合の抗体価は、2回接種時よりも上昇し、免疫効果の持続が期待できます。また、現在の感染の主体であるオミクロン株に対しては、3回目接種をすることで感染や重症化に対する予防効果が期待できます。
さらに、ワクチンを接種する上で大事な点は、抗体価を高めることで、自身の感染や重症化を防ぐだけではなく、排出される感染性ウイルスの量が減り、周りの人に感染させてしまうリスクが下がることです。
このため、3回目接種を一層進めていくことが重要であり、まだ受けていない方は、是非とも早めの接種を御検討いただきたいと思います。

問い合わせ先
福祉保健局感染症対策部計画課
電話 03-5320-4316

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