ここから本文です。

報道発表資料  2022年06月02日  建設局, (公財)東京動物園協会

多摩動物公園情報
ニホンコウノトリを移動します

多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたびニホンコウノトリをいしかわ動物園(石川県能美市)へ移動しますので、お知らせします。

1.移動するニホンコウノトリ

  • 性別
    メス
  • 生年月日
    2019年4月23日(推定) 野外繁殖個体
    国際血統登録番号 5247

写真
【移動するニホンコウノトリ】
(撮影日:2022年2月11日)

2.移動予定日

2022年6月9日(木曜日)

3.経緯

多摩動物公園は、コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS:Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork)の一員として、他施設と協力しながら、遺伝的に健全な野外個体群及び飼育下個体群の維持をめざし、ニホンコウノトリの保全に取り組んでいます。
この個体は、2019年9月25日に愛媛県松山市内で左翼骨折し、愛媛県立とべ動物園で保護された後、2021年6月29日に当園に来園しました。今回、IPPM-OWSの取組みの一環として、公益社団法人日本動物園水族館協会生物多様性委員会ニホンコウノトリ管理計画に従い、いしかわ動物園に移動することとなりました。

4.当園での飼育状況(2022年6月2日現在)

56羽(オス26、メス28、不明2) ※今回移動する1羽を含みます。

5.日本国内の飼育状況(2021年12月31日現在)

17施設 182羽(オス88、メス94)
資料:ニホンコウノトリ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

ニホンコウノトリ(コウノトリ目 コウノトリ科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、特別天然記念物、東京都ズーストック種)
※「附属書1」「1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Ciconia boyciana
  • 英名
    Oriental white stork
  • 分布
    東アジアの草原や湿地
  • 生態等
    全長約1.2メートル、体重約4キログラム。魚・カエル・ザリガニ・バッタなどを食べます。コウノトリは1回の産卵で2~5個の卵を産み、孵化日数は約30日とされ、孵化してから巣立ちまで約60日かかります。明治時代以前には日本でも普通に見られた鳥ですが、乱獲や農薬など環境の変化により、野生のものは日本から姿を消してしまいました。
    その後、飼育下での繁殖が進み、平成17年から兵庫県が放鳥を開始。平成19年には野外で43年ぶりにヒナが巣立ちし、以後毎年、野外で繁殖しています。
問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
【多摩動物公園】
電話 042-591-1611(代表)17時00分まで
【多摩動物公園】教育普及課
電話 042-591-1616(17時00分以降直通)
建設局公園緑地部計画課
電話 03-5320-5374

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.