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2022年07月14日 福祉保健局
本日、公益財団法人東京都医学総合研究所から「新型コロナウイルスワクチン接種後の抗S1-IgG抗体及び中和抗体価推移について」が公表されました。詳細は、報道発表資料(外部サイトへリンク)をご覧ください。
これを受けて、東京iCDC所長のコメントを下記のとおりお知らせします。
記
東京iCDC所長 賀来満夫
東京iCDC専門家ボードのメンバーでもある東京都医学総合研究所の小原道法先生から、都内医療従事者の検体(血清)を用いた、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種から約7か月経過した方および4回目接種から1週間以上経過した方の抗体の測定結果が発表されました。
3回目接種から7か月後の中和抗体価は、3回目接種から4か月後よりは有意に低下しているものの、2回目接種から7か月後と比較すると、高い値が維持されているとのことです。
また、4回目接種により中和抗体価は有意に増加しているとのことです。
この結果に対して、東京iCDCの各分野の専門家の先生方等から以下のご意見をいただきました。
2回接種だけでは、オミクロン株亜系統への効果は不十分であるものの、3回接種により、オミクロン株亜系統に対しても高い中和抗体価が得られ、4回接種により、さらに中和抗体価が増加すると考えられます。
また、中和抗体以外の抗体の作用も、感染や重症化を防いでおり、加えて、ウイルスに感染した細胞を攻撃する細胞性免疫も追加接種により活性化し、発症や重症化を防いでいると考えられ、これらの液性免疫や細胞性免疫が総合的な効果を示すものと考えられます。
さらに、ワクチン接種により、感染しても排出する感染性ウイルスの量が減り、周りの人に感染させてしまうリスクを下げることができると考えられます。
このため、3回目接種を一層進めていくことが重要です。また、高齢者や基礎疾患があるなど、重症化リスクが高い方の4回目接種を進めていくことが重要です。追加接種を受けていない方は、是非とも早めの接種を御検討いただきたいと思います。
問い合わせ先 福祉保健局感染症対策部計画課 電話 03-5320-4316 |
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