2022年10月20日
環境局
建築物の脱炭素化に向けた東京都とクアラルンプール市の都市間連携がC40アワード(C40 Cities Bloomberg Philanthropies Awards)を受賞しました!
この度、この東京都とクアラルンプール市の連携が、C40(世界大都市気候先導グループ)から、都市の優れた取組として表彰されましたので、お知らせします。
東京都は、「TIME TO ACT」を合言葉に、東京発の気候危機行動ムーブメントを展開し、実効性ある行動を世界に呼びかけています。この度の表彰を励みとして、東京都はこれからも、気候変動の危機に立ち向かう行動を自ら加速するとともに、世界の各都市と協力して脱炭素化に貢献してまいります。
1 C40アワードとは
- 気候変動対策をリードする都市への世界の認識を高めるため、C40が2013年から数年に一度実施している世界的な賞
- 2022年は、「行動で団結(United in Action)」をテーマに、下記5つの部門で、優れた取組を各2つずつ選定
<参考>5つの部門
- 交通、建築物、エネルギー、廃棄物等の重要分野における行動の加速
- 大気
- 気候レジリエンス
- イノベーション
- 気候ムーブメント
2 2022年のアワード受賞について
- アワードの受賞結果は、10月19日からアルゼンチン国ブエノスアイレス市で開催中のC40世界首長サミットにおいて発表されました。
- 東京都とクアラルンプール市の連携は、気候ムーブメント部門でアワードを受賞しました。
- 東京都の受賞は、2013年にキャップ&トレード制度で受賞して以来、2度目です。
- 参考:C40ホームページ(外部サイトへリンク)(ウェブ上で表示言語を選択可)
3 東京都とクアラルンプール市の都市間連携の概要
東京都は、2019年度から、環境省の「脱炭素社会実現のための都市間連携事業」を活用して、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)と共に、マレーシア国クアラルンプール市における建築物の脱炭素化に向けた制度構築を支援してきました。
- 具体的には、東京都が実施する建築物の脱炭素施策のうち、都有施設における省エネ・再エネ対策を中心とする政策ノウハウをクアラルンプール市に共有しました。
- クアラルンプール市庁舎でのキックオフ会合(2019年6月)を皮切りに、現地ワークショップや訪日研修を行い、コロナ禍においてもオンラインによる50回超のミーティングを重ね、実務的な情報提供や意見交換を行いました。
- これまでに、クアラルンプールの市有施設の改修計画の策定、市有施設の新築・改修・運用段階におけるエネルギー管理体制のガイドライン化が進みました。
- 連携の内容は、マレーシアの他自治体やジャカルタなどASEANの自治体等にも知見共有を行っています。
- 2022年度も、オンラインワークショップ等による情報共有を通じて、都市間連携を継続しています。
<参考>
脱炭素社会実現のための都市間連携事業(環境省)(外部サイトへリンク)
2021年度事業概要(環境省)(外部サイトへリンク)
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略14 ゼロエミッション東京戦略
問い合わせ先
環境局総務部環境政策課
電話 03-5388-3501 |