2022年11月22日
産業労働局
東京都中小企業の景況
令和4年11月調査
都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
10月の景況
業況:わずかに上向く
見通し:一進一退の局面続く
- 10月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-30(前月-33)とわずかに上向いた。今後3か月間(11~1月)の業況見通しDI(当月(10月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-25(前月-24)と一進一退の局面が続いた。
- 業種別の業況DIをみると、小売業(-55→-39)は16ポイント増加し大幅に改善した。製造業(-27→-24)は3ポイント増加しわずかに改善した。サービス業(-25→-25)は横ばいで推移した。卸売業(-29→-32)は3ポイント減少しわずかに悪化した。
- 前年同月比売上高DI(-16→-10)は6ポイント増加し改善した。業種別にみると、小売業(-43→-31)は12ポイント増加し大幅に改善した。卸売業(-3→5)は8ポイント増加、製造業(-12→-6)は6ポイント増加しともに改善した。サービス業(-12→-12)は横ばいで推移した。
- 業種別の業況見通しDIをみると、製造業(-22→-25)は3ポイント減少、卸売業(-21→-23)と小売業(-34→-36)はともに2ポイント減少しそれぞれわずかに悪化した。一方、サービス業(-21→-17)は4ポイント増加しやや改善した。
業況DI・業況見通しDI(全体)
(季節調整済DI) |
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付帯調査
都内中小企業の事業資金に関する調査
- 借入や返済に対する姿勢
主な取引金融機関の借入や返済に対する姿勢をDI値(「緩やか」-「厳しい」)でみると、全体では32.6(前回調査31.8)となり、前回調査と比べて0.8ポイント増加
- 借入金総額(前年同時期比)
前年同時期と比べた現在の金融機関からの借入金総額の状況は、全体では「変化なし」が46.4%と最も高く、「減少した」が34.6%、「増加した」が19.1%
- 借入金総額の増加見込み(今後1年内)
今後1年内に金融機関からの借入金総額が現在額を上回ることがあるかについては、全体では「ない」が48.0%と最も高く、「わからない」が37.8%、「ある」が14.2%
新型コロナウイルス感染症による事業活動等への影響
- 経営や事業活動への影響
新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう2022年(令和4年)10月の経営や事業活動への影響を全体でみると、「影響あり」が43.8%(前回調査46.5%)
- 売上高への影響
経営や事業活動への影響で「影響あり」と回答した企業の新型コロナウイルス感染症発生前の2019年(令和元年)10月と比較した2022年(令和4年)10月の売上高を全体でみると、『減少』が91.9%(前回調査93.9%)
調査の概要
1 調査目的
毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。
2 調査方法
郵送による配布、郵送による回収(毎月)
3 調査機関
産業労働局 商工部 調整課
4 回収期間
令和4年11月1日~令和4年11月10日
5 調査規模
対象企業 3,875企業
(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業
6 回答状況
回答企業数(回答率) 1,299企業(33.5%)
(業種別)
製造業 362企業(32.2%)
卸売業 343企業(39.2%)
小売業 277企業(31.7%)
サービス業 317企業(31.7%)
(規模別)
小規模 615企業(34.9%)
中小規模 244企業(34.2%)
中規模 244企業(35.6%)
大規模 190企業(39.7%)
規模不明 6企業(2.6%)
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問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639 |