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令和5年(2023年)5月29日更新

報道発表資料

葛西臨海水族園

ニホンコウノトリを移動します

葛西臨海水族園(園長 錦織一臣)では、このたび「水辺の鳥」コーナーで展示しているニホンコウノトリを多摩動物公園(園長 渡部浩文)へ移動しますので、お知らせします。

1.移動するニホンコウノトリ

性別

オス

生年月日

1997年5月15日
多摩動物公園生まれ
国際血統登録番号 531

写真
ニホンコウノトリ

2.移動予定日

2023年6月14日(水曜日)

3.経緯等

当園では、2013年3月に多摩動物公園からニホンコウノトリを搬入し、屋外展示「水辺の鳥」コーナーで飼育・展示を行なうとともに、「ニホンコウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル」(IPPM-OWS)の一員として、他施設との連携のもと、教育普及活動などを通じて保全に取り組んでいます。今回、葛西臨海水族園リニューアルの準備のため、飼育しているニホンコウノトリを多摩動物公園へ移動することになりました。今回の移動により、葛西臨海水族園でニホンコウノトリは見られなくなります。

4.当園での飼育状況(※移動前の状況です)

1羽(オス)

5.国内の飼育状況(2022年12月31日現在)

21施設 185羽(オス94、メス91)
資料 ニホンコウノトリ国内血統登録台帳(公社)日本動物園水族館協会

参考

ニホンコウノトリ(コウノトリ目 コウノトリ科)
(ワシントン条約附属書1)、IUCN レッドリスト:EN(絶滅危惧 IB 類)、特別天然記念物、東京都ズーストック種)
※「1)」の数字の正しい表記はローマ数字です。

学名

Ciconia boyciana

英名

Oriental white stork

分布

東アジアの草原や湿地

生態等

全長約1.2メートル、体重約4キログラム。魚・カエル・ザリガニ・バッタなどを食べます。コウノトリは1回の産卵で2~5個の卵を産み、孵化日数は約30日とされ、孵化してから巣立ちまで約60日かかります。明治時代以前には日本でも普通に見られた鳥ですが、乱獲や農薬の影響などにより、野生のものは日本から姿を消してしまいました。その後、飼育下での繁殖が進み、2005年から兵庫県が放鳥を開始。2007年には野外で43年ぶりにヒナが巣立ち、以後毎年、野外で繁殖しています。

ご案内

葛西臨海水族園

開園時間

9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)

休園日

毎週水曜日(祝日のときは、翌日)

入園料

一般:700円、65歳以上:350円、中学生:250円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
※開園日については葛西臨海水族園公式ホームページ(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。

QRコードの画像
葛西臨海水族園

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