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2023年06月01日 産業労働局
東京都では、都民や釣り人等から関心が高く、水産資源としても重要なアユについて、昭和58年から多摩川下流部で遡上調査を行っています。
このたび、令和5年の調査が終了しましたのでお知らせします。
令和5年3月10日から令和5年5月31日まで
多摩川河口より11キロメートル地点に設置した定置網(下記参照)
前日午前10時00分から翌日午前10時00分までの24時間に定置網に入ったアユを毎日計数し、累計入網数から下式により遡上数を推定しました。
推定遡上数=累計入網数÷入網率5.4%【注】
【注】入網率:調査地点から約6キロメートル下流で複数のアユに目印をつけて放流し、そのうち定置網に入ったアユの割合
累計入網数:112,108尾(下記参照)
推定遡上数:約208万尾
調査開始後、3月下旬から多くのアユが入網し始め、4月3日、4月14日、5月3日付近に遡上のピークが認められ、推定遡上数は208万尾となりました。昨年の250万尾より若干減少したものの、低調であった令和2年の37万尾、3年の32万尾より回復し、過去40年間の平均値192万尾を上回りました。なお、調査期間を通じた魚体サイズは3.9-9.9センチメートルで、平均6.0センチメートルでした。
※詳細な結果は、ホームページに掲出しています。
※別紙 補足資料「令和5年のアユ遡上数回復要因」(PDF:1,022KB)
問い合わせ先 東京都島しょ農林水産総合センター振興企画室 電話 03-3454-1953 |
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