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令和5年(2023年)6月23日更新
葛西臨海水族園(園長 錦織一臣)では、第一線で活躍する研究者やナチュラリストが海や川の環境、そこにくらす生き物のおもしろさ、そして研究することの楽しさを紹介する、高校生・大学生向けのシリーズ講座「海の学び舎2023」を開催しています。
海には光を発する生き物「発光生物」がたくさんいます。それらがどうして光るのか?発光の役割や進化のメカニズムはまだまだ解き明かされていません。第1回は、名古屋大学高等研究院の別所-上原学氏を講師にお招きし、キンメモドキという発光魚についての研究や、その研究過程において世界で初めて発見された、エサの生き物(ウミホタル)から発光物質を取り込んで利用するという「盗タンパク質」現象についてお話しいただきます。また、アメリカのモントレー湾水族館研究所で取り組まれていた深海の発光生物研究についても、最先端の深海調査の様子を交えながら紹介していただきます。
発光生物や深海生物に興味・関心のある高校生・大学生のみなさん、ぜひご参加ください!
キンメモドキとウミホタル
令和5年7月23日(日曜日)10時00分~12時00分
本館2階 レクチャールーム
※ウェブ会議サービス「Zoom」を併用したハイブリッド形式です。
高校生・大学生
※専門学生や大学院生を含みます。
30名(オンライン参加は50名)
※事前申込制(先着順)
無料(入園料も無料となります)
※オンライン参加のための通信料は参加者ご自身の負担になります。
「ウミホタルから光を盗むキンメモドキ新しい進化の戦略 盗タンパク質」
別所-上原学氏(名古屋大学高等研究院 YLC特任助教)
夜の海には星空にも負けないほどの光が隠れているのを知っていますか?波に刺激されて瞬く夜光虫や深海で妖しく光るチョウチンアンコウをはじめとして、海洋生物の多くが暗闇で光る、すなわち生物発光を行います。暗い海の中で発光する役割とはなんだろう?どうやって彼らは発光能力を進化させたのだろう?そんな疑問を解き明かすために、私は発光生物の研究をしてきました。
本講演では、発光魚キンメモドキの光る様子と役割、その分子メカニズムについてお話します。さらに、キンメモドキから世界で初めて見つかった餌生物から光を盗む能力「盗タンパク質」現象を発見した経緯についても紹介します。また、これまでに私が見てきた浅い海から深海まで、様々な発光生物についても、紹介したいと思います。
名古屋大学高等研究院YLC特任助教。2017年名古屋大学で博士(農学)取得後、中部大学、米国カリフォルニア州モントレー湾水族館研究所(MBARI)での研究員を経て現職。昆虫が苦手でしたが、ホタルの研究で学位を取得。乗り物酔いにめっぽう弱いですが、調査航海に乗船し、船酔いと戦いながら深海の発光生物の研究をしていました。生き物の光る様子を見ることができれば、苦手意識も(その瞬間だけは)吹っ飛びます。
別所-上原氏
葛西臨海水族園公式ホームページ(東京ズーネット(外部サイトへリンク))の受付フォームからお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.net及び@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、葛西臨海水族園教育普及係までご連絡ください。
受付フォーム
※応募はひとり1回に限ります。また、1回につきひとり分のみ応募できます。
同じ応募者による複数の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
※お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
実地参加 令和5年7月19日(水曜日)送信分まで有効
オンライン参加 令和5年7月21日(金曜日)送信分まで有効
※6月22日(木曜日)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
※締切前に定員に達した際は、葛西臨海水族園公式ホームページでお知らせします。
※実施についての最新の情報は葛西臨海水族園公式ホームページ(東京ズーネット(外部サイトへリンク))をご確認ください。
9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
一般:700円、65歳以上:350円、中学生:250円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
※開園日については葛西臨海水族園公式ホームページ(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。
葛西臨海水族園
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