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2023年06月30日 生活文化スポーツ局, (公財)東京都歴史文化財団
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が共催する創造拠点、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]は、2023年6月29日(木曜日)に、「Co-Creative Transformation of Tokyo(CX)~クリエイティブ×テクノロジーで東京をより良い都市に変える~」を掲げ、東京を舞台にクリエイティブな社会実験に挑むことを発表しました。
CCBTのクリエイティブディレクター 小川秀明 は、DXにCXを接合させ、CCBTがトランスフォーメーションのエンジンとなり人間とは何か?社会とは何か?を問いかけながら東京の都市課題と最先端の創造性を衝突させ、Art for Society の視点からプログラムを展開すると表明しました。
CXの象徴的なプログラムの1つである「アート・インキュベーション」プログラムでは、AI、Web3、ダイバーシティ&インクリュージョン、市民参画型プロジェクト、パフォーミングアーツの5つのテーマで公募を行い、2023年度には100組を超える熱意あるクリエイターからエントリーがありました。本プログラムは、各テーマ上限1,000万円の制作費を支援するなど、国内最大規模のインキュベーションプログラムです。7月中旬には、アーティスト・フェロー5組を決定。アートが持つ表現力・対話力によって、まだ言葉が与えられていない東京の未来課題を顕在化していきます。
さらに、この拠点の名称に冠している「シビック・クリエイティブ」を醸成するために、誰もがアクセスできるプログラムを展開していきます。不安定で不確実な時代において、AIや気候変動など予測不可能な課題に対し、未来思考のリテラシーを身につけていくプログラムを提供していきます。このプログラムを通じた「気づき」を「参加」そして「アクション」へと繋げ、社会を変容させていきます。
プレス用オフィシャル画像をご希望の方は、ホームページ(外部サイトへリンク)よりダウンロードください。また、当日の動画も同URL内のリンクより後日配信予定です。
「Tokyo, Laboratory of the Futures」をコンセプトに、東京に社会実験を引き起こす拠点がCCBTです。東京という都市を捉え直し、街を未来の実験区として、複数形の「Futures」を探ります。シビック・クリエイティビティとは、言い換えれば未来思考です。予測不能な未来を創造的に描くため、市民や世界中のクリエイター、企業が集まり、東京の新しい風景を共に考えていきます。
テクノロジーは生活を便利にするものですが、デザインは生活を豊かにし、アートは心を豊かにするものだと思っています。テクノロジーとクリエイティビティがつながることで、都市は潤いを手に入れます。DXとCXを近づけ、行政にもアートやデザインの考え方を取り入れる必要があります。同時に「東京に参加できる人」をどう増やせるかは常に考えていきたいテーマです。
自分の関わるTAKANAWA GATEWAY CITYは「100年先の心豊かなくらしのための実験場」がコンセプトです。鉄道の始まりの場であった高輪から、未来へ文化をつなぐ、日本らしい伝統を更新する場所を目指しています。東京だけでなく、日本や世界をどうフィジカルに超えていくか。未来だけでなくどれだけ過去を参照できるか。時間と空間をどれだけ広げられるかが未来を考えることにつながります。
これまで日本の民間信仰とデジタルテクノロジーを融合させ、コミュニティ横断型の作品を手掛けてきました。アートには「未来への予防接種」の役割があると思っています。全く予測できない未来への耐性をつける存在として、アートがあるのではないでしょうか。東京は日本のなかでもクリエイティブが発達している街です。だからこそ、もっとより良い東京にしていくための問いが必要なのではないでしょうか。1000年後の公務員はどうなっているのかな?
※別紙資料(PDF:524KB)
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略10 スマート東京・TOKYO Data Highway戦略
戦略15 文化・エンターテインメント都市戦略
問い合わせ先 本報道発表について 生活文化スポーツ局文化振興部文化事業課 電話 03-5388-3113 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京企画部広報課 電話 03-6256-8432 |
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