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報道発表資料  2023年07月31日  産業労働局

区市町村による燃料電池ごみ収集車の導入を支援します

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東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向けた取組として、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化を目指しており、業務用車両の水素利用を推進しています。
これまで都では、学校法人早稲田大学、港区及び多摩市と連携し、燃料電池(FC)ごみ収集車を実際のごみ収集ルートで試験的に運用し、導入効果の検証等を実施してきました。
FCごみ収集車のベース車となる燃料電池トラックの実装化が進む中で、早期にFCごみ収集車の量産化を促すためには、一定の需要を創出し、事業者の投資を促すことが重要です。
このたび、国内自動車メーカーが先行して製造するFCごみ収集車の試験的利用を希望する区市町村並びにFCごみ収集車の生産台数拡大後を見据え導入の計画を作成し本格的導入を目指す区市町村を支援する新たな事業を開始するので、お知らせします。

1 FCごみ収集車の試験的利用

(1)事業名

ステップアップ型導入支援事業

(2)事業内容

  • FCごみ収集車の試験利用を希望する区市町村に対し、FCごみ収集車を一定期間無償貸与することで、将来的な導入に向けた車両性能の体感や導入効果の検証等ができる機会を創出
    ※FCごみ収集車は、令和6年3月頃から順次導入を開始予定

写真
燃料電池ごみ収集車(イメージ)
写真提供:トヨタ自動車株式会社
※技術検討実証車(スーパー耐久レース展示車両)

(3)都支援内容

FCごみ収集車の車両本体価格等について都が負担した上で、区市町村に無償貸与

2 FCごみ収集車の本格的導入

(1)事業名

集中導入支援事業

(2)事業内容

  • ア 将来的なFCごみ収集車の集中導入を計画し、導入に向けた計画書を都に提出する区市町村に対して、FCごみ収集車導入時に、都が車両本体価格の一部を負担
  • イ 水素ステーション(ST)の整備を促進するため、アに加えて、定置式水素STを公有地等に整備・誘致する場合、車両本体価格を都が上乗せ負担
  • ※車両の導入は車両メーカーによる生産台数拡大後

(3)都支援内容

  • 事業期間中に導入するFCごみ収集車の車両本体価格の一部【注】を支援
    【注】水素ST整備を実施する場合は上乗せ
  • 水素ST整備を実施する場合は、水素ST整備に向けた調査費用を支援

3 今後のスケジュール

募集受付期間

 令和5年7月31日(月曜日)~令和5年9月13日(水曜日)

実施自治体の決定

令和5年10月頃(予定)

参考 燃料電池ごみ収集車について

燃料電池ごみ収集車は、水素と空気中の酸素を化学反応させて電気をつくり、その電気を動力源に走行する電動ごみ収集車です。
走行距離が長く、動力としても多くのエネルギーを必要とする業務用車両における水素利用は、運輸部門の脱炭素化や水素利用の拡大のために非常に重要となります。
また、燃料電池ごみ収集車は、走行時にCO2を一切排出せず、走行及び作業時も静かなことから、ごみ収集時の作業環境や生活環境の向上にも貢献します。低速かつ頻繁な発停車を繰り返すごみ収集ルートにおいては、特に導入効果が期待できます。

本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略14 ゼロエミッション東京戦略

問い合わせ先
産業労働局産業・エネルギー政策部新エネルギー推進課
電話 03-5320-7782

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