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2023年09月11日 建設局, (公財)東京動物園協会
多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたびニホンコウノトリ2羽(オス1、メス1)をよこはま動物園(神奈川県横浜市)へ移動し、オス1羽を受け入れますので、お知らせします。
移動するニホンコウノトリ 左:1)オス、右:2)メス
(撮影日:2019年7月21日)
2023年9月20日(水曜日)
多摩動物公園は、コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS:Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork)の一員として、他施設と協力しながら、遺伝的に健全な野外個体群及び飼育下個体群の維持をめざし、ニホンコウノトリの保全に取り組んでいます。
今回、IPPM-OWSの取組の一環として、公益社団法人日本動物園水族館協会生物多様性委員会ニホンコウノトリ管理計画に従い、よこはま動物園との間で個体を移動することとなりました。
54羽(オス26、メス26、不明2)
※今回当園から移動する2羽を含みます。よこはま動物園から受け入れる1羽は含みません。
21施設 185羽(オス94、メス91)
資料:ニホンコウノトリ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】
ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、特別天然記念物、東京都ズーストック種
※「ワシントン条約附属書1」「1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。
Ciconia boyciana
Oriental white stork
東アジアの草原や湿地
全長約1.2メートル、体重約4キログラム。魚・カエル・ザリガニ・バッタなどを食べます。コウノトリは1回の産卵で2~5個の卵を産み、孵化日数は約30日とされ、孵化してから巣立ちまで約60日かかります。
明治時代以前には日本でも普通に見られた鳥ですが、乱獲や農薬など環境の変化により、野生のものは日本から姿を消してしまいました。
その後、飼育下での繁殖が進み、平成17年から兵庫県が放鳥を開始。平成19年には野外で43年ぶりにヒナが巣立ちし、以後毎年、野外で繁殖しています。
問い合わせ先 (公財)東京動物園協会 多摩動物公園教育普及課 電話 042-591-1611(代表※17時00分まで) Eメール tama_kouhou(at)tzps.or.jp 建設局公園緑地部計画課 電話 03-5320-5374 Eメール S0000380(at)section.metro.tokyo.jp ※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。 お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。 |
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