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2023年09月28日 保健医療局
毒キノコを原因とする食中毒が発生しました。キノコ狩りのシーズンです。
確実に食用と鑑定されたもの以外は、絶対に食べないでください。
令和5年9月19日(火曜日)午前10時30分頃、新宿区内警察署から新宿区保健所に「9月18日(月曜日)、新宿区内在住の家族4名がキノコを調理して喫食したところ、午後8時30分頃から錯乱、意識もうろう等の症状を呈した。4名は救急搬送され、うち複数名が入院している。」旨、連絡があった。
新宿区保健所は、探知後直ちに食中毒調査を開始した。
本日、新宿区保健所は、以下の理由により、本件を9月18日(月曜日)に患者らが喫食したキノコ(テングタケ)の炒め物を原因とする食中毒と断定した。
発症関係 | 発症日時 | 9月18日(月曜日)午後8時30分から同日午後9時00分まで |
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症状 | 錯乱、意識もうろう、おう吐、けいれん、倦怠感 等 | |
発症場所 | 自宅 | |
患者数 | 総数 4名 (内訳) 男:2名(年齢11歳、46歳) 女:2名(年齢12歳、49歳) |
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入院患者数 | 2名 | |
診療医療機関数・受診者数 | 1か所4名 | |
原因食品 | テングタケ |
喫食メニュー | キノコの炒め物 |
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検査関係 |
検査実施機関:東京都健康安全研究センター
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発生件数 | 患者数 | 死亡者数 | |
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本年1月1日~9月27日まで | 98件 | 641名 | 0名 |
(昨年同期) | (85件) | (347名) | (0名) |
本年9月中(27日まで) | 3件 | 3名 | 0名 |
(昨年同期) | (3件) | (82名) | (0名) |
毒キノコによる食中毒防止5ヶ条
※もし、体調に異常を感じたら、直ちに医療機関を受診して下さい。
食べたキノコが残っている場合は、持参して治療の参考にしてもらって下さい。
※キノコの食中毒に関する詳しい情報は、保健医療局のホームページをご覧ください。
灰褐色~オリーブ褐色で白色のイボをつける。
白色、離生、密
上部に膜質のツバ、根元にリング状のツボがある。
広葉樹林の地上(テングタケ)
針葉樹林の地上(イボテングタケ)
夏~秋
広楕円形
腹痛、おう吐、下痢、けいれん等
イボテン酸、ムッシモール、ムスカリン類等
※イボが落ちていることがあり、テングタケと思わず、誤って食べて食中毒が起こることがあります。
発生年月日 | キノコの種類 | 患者数 | 死者数 |
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平成16年10月18日 | クサウラベニタケ | 3 | 0 |
平成19年10月15日 | ドクツルタケ又は シロタマゴテングタケ疑い |
2 | 0 |
平成20年9月29日 | ツキヨタケ | 2 | 0 |
平成23年10月17日 | ツキヨタケ | 4 | 0 |
問い合わせ先 問合せ先 東京都保健医療局健康安全部食品監視課 電話 03-5320-4405 |
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