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2023年10月26日 生活文化スポーツ局
2年後の2025年11月15日~26日、デフアスリートの国際スポーツ大会であるデフリンピックが、日本で初めて開催されます。東京都では、デフリンピックへの関心を高めていくため、さまざまな取組を行っています。
このたび、2年前の機を捉え、若年層が集まり、新しい文化の発信地である原宿のカフェにおいて、デジタル技術を活用して言語を“見える”化し、きこえる・きこえないに関わらず誰もがつながることができるコンセプトカフェ「みるカフェ」を、大会開催期間に合わせた11月15日(水曜日)~26日(日曜日)の期間限定でオープンします。
「みるカフェ」は、音声などの言語を文字に変えて“見える”化する技術を活用し、きこえる・きこえないに関わらず、誰もが快適にコミュニケーションできる環境づくり、そしてその体験を通して共生社会への理解を促すことを目的としたコンセプトカフェです。カフェでは、入店から注文、スタッフとの交流、会計まで、デジタル技術を活用し、聴覚障害者(きこえないスタッフ)と円滑なコミュニケーションを図ることができます。
カフェでは、音声又はキーボードで入力した内容を透明ディスプレイ上に表示できる技術や、スマートフォンやタブレット上で音声のテキスト変換、手書き文字の表示が可能な技術、手話をテキストに変換する技術などのデジタル技術を通して、きこえないスタッフを含む店舗スタッフとのコミュニケーションを体験いただけます。
また店内では、門秀彦さん【注】による「TALKING HANDS」というコンセプトで手話をモチーフにしたポップアートの展示や、過去のデフリンピック映像の放映、触ってわかるデフエンブレムモニュメント、手話絵本の展示などを行い、デフの世界に触れるきっかけとなる情報を多面的に発信していきます。
【注】門秀彦(かどひでひこ):ろう者の両親をもち、音声言語や手話では伝えきれない思いを表現するため、幼少期から絵を描き始める。手話をモチーフにした手話アート作品を数多く発表しており、アニメーション、お菓子のパッケージ、飲食店の店内アート、ホテルルームプロデュースを手掛けるなど活動が多岐に渡る。
2023年11月15日(水曜日)~26日(日曜日)
11時00分~20時00分
ECO FARM CAFE 632
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目32−10 ピアザアネックス 1階
豊富なデザートのほか自家製パン、自社農園野菜、自慢は自家焙煎コーヒー
店内ではデジタル技術を通じてきこえないスタッフとのコミュニケーションを体験できる
門秀彦さんの手話アートがポップに彩る店内
フォトリアルな手話CGアバター。
来店された方へ手話でメッセージを届ける。
東京2025デフリンピック応援アンバサダー。
音声又はキーボードで入力した内容を透明ディスプレイ上に表示し、対面コミュニケーションを可能に。多言語翻訳も可能。
スマホまたはタブレット上で音声をテキスト変換するほか、手書き文字も表示できる。
手話と音声による双方向コミュニケーションシステム。
髪の毛や耳たぶ、えり元やそで口などに身に付け、振動と光によって音の特徴をからだで感じるデバイス。
競技音や観客の歓声などの音を振動に変換し、音の方向、強弱、リズムなどを「体で感じられる」デバイス。
11月15日(水曜日)~26日(日曜日)17時00分~19時00分に、デフリンピックのロゴをイメージした赤・青・黄・緑の4色にライトアップします。
問い合わせ先 生活文化スポーツ局国際スポーツ事業部国際大会課 電話 03-5388-3644 |
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