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報道発表資料  2023年12月07日  保健医療局

感染性胃腸炎にご注意ください!
ノロウイルス等による集団感染が多く発生する時期です

例年、冬の時期は、腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とする「感染性胃腸炎」の集団感染が多数報告されています。集団感染が危惧される施設では、施設の衛生的管理などに注意し対策を行ってください。
また、感染予防のため、次のポイントにご注意願います。

対策のポイント

  • こまめな手洗い
  • 二枚貝の十分な加熱調理
  • 吐物やふん便の適切な処理

参考

感染性胃腸炎警報レベルについて

感染性胃腸炎の警報レベルの開始基準値は、20人/定点(週)となっています。
また、警報レベル開始基準値を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合には、広域的に流行が発生・継続しているとして警報を発します。
今シーズン【注1】における都内小児科定点医療機関(264か所)からの第48週(11月27日から12月3日まで)の患者報告数は、7.19人/定点(週)、保健所の管内人口の合計も30%に達していないため、現時点では、警報レベルには達していません。
なお、感染性胃腸炎は注意報レベルの開始基準値はありません。

【注1】シーズンとは、当該年の第36週(9月)から、翌年の第35週(8月)までの期間

都内における感染性胃腸炎の集団感染事例の発生状況

昨シーズンは、都内の保育施設や高齢者施設等から計841件の集団感染事例【注2】が報告されました(保育所733件、高齢者施設55件、小学校26件、幼稚園12件、医療機関5件、障害者施設3件、中学校1件、その他6件)。
今シーズンは12月3日までに70件の集団感染事例が報告されました(保育所56件、小学校8件、高齢者施設3件、幼稚園2件、高等学校1件)。

【注2】都内の保健所に報告があった事例のうち、同一施設で10人以上の患者が発生し、かつ、病原体の検出が確認された事例の件数(食中毒と判断された事例を除く)。

<都内における感染性胃腸炎の集団感染事例報告件数>
(令和5年(2023年)第48週まで)

グラフの画像1

<感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数推移 過去5シーズン>
(定点医療機関からの報告による)

グラフの画像2

データ出典:東京都感染症発生動向調査より

※別紙 感染性胃腸炎について(PDF:925KB)

問い合わせ先
(感染症に関する東京都の対応等、全般に関すること)
保健医療局感染症対策部防疫課
電話 03-5320-4088
(感染症患者の報告数(感染症発生動向に関すること))
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
電話 03-3363-3213

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