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2023年12月28日 産業労働局
都は、江戸東京の伝統ある技や老舗の産品等を新たな視点で磨きをかけ、東京を代表するブランドとしてその価値と魅力を国内外に伝えるため、「江戸東京きらりプロジェクト(以下、「本プロジェクト」という。)」を実施しています。
令和3年8月に小池都知事とパリ市イダルゴ市長により発出された共同宣言に基づき、両都市の連携事業として、本プロジェクトモデル事業者とパリ市「Bureau du Design, de la Mode et des Métiers d'Art(BDMMA)」所属のデザイナーによる「新商品の共同制作」を実施してきました。このたび、令和5年度共同制作の成果発信及び「江戸東京きらりプロジェクト」のプロモーションとして、世界最高峰のインテリア&デザインのトレードショーとして認知度の高い、フランス国際見本市「MAISON & OBJET PARIS 2024」に出展しますので、お知らせします。
また、出展とあわせて、パリ市と共同で本プロジェクト及び連携事業のプロモーションを兼ねた商談会をパリ市保有の歴史的建造物である「Hôtel de Lauzun」において実施いたします。
本プロジェクト6事業者とパリ市「Bureau du Design, de la Mode et des Métiers d'Art(BDMMA)【注】」所属デザイナーのコラボレーションによる新たな商品開発を実施しました。
【注】パリ市立のデザイン産業インキュベーション施設。毎年厳しいセレクションをクリアしたプロのデザイナーが30~40名所属
十二支が描かれた扇子。扇の表面いっぱいに引き伸ばされた動物は、愉快で不思議な獣戯画を作り出している。
日本酒を味わうことを際立たせた酒器。特徴的な厚い底でカラフェとグラスに重みをもたせることで、日本酒を繊細に味わうことができる。
伝統的な組み木の技法である組子で手作りされた壁掛けミラーやスタンドミラー。陽光がきらめく抽象的な風景を連想させる。
竺仙の持つ伝統的な生地を生かしたトレイとセンターピース。着物に使用する生地を他の素材と組み合わせ、モダンなデザインに仕上げている。
小川を流れる水の動きから発想を得たウイスキーグラス。このシリーズのために制作された模様は、ガラスの透明感と色彩を組み合わせ、流れるような無限の動きを錯覚させる。
溶けるろうそくなど、物体の一瞬を切り取り注染の技法を用いて表現したタペストリー。生地の両面が染め抜かれるという注染の特徴を生かし、左右対称に描かれている。
令和6年1月18日(木曜日)から同月22日(月曜日)まで
伊場仙(江戸団扇・江戸扇子)、宇野刷毛ブラシ製作所(刷毛・ブラシ)、木本硝子(江戸切子・江戸硝子)、キャレモジ(インテリア書道)、建松(江戸組子)、竺仙(浴衣・江戸小紋)、華硝(江戸切子)、廣瀬染工場(江戸小紋)、松崎人形(江戸木目込人形)、丸久商店(注染製品)、龍工房(江戸東京組紐)、四谷三栄(草履)
※五十音順
令和6年1月23日(火曜日)
12時30分~17時00分
Hôtel de Lauzun(17 Quai d'Anjou, 75004 Paris)
Hôtel de Lauzun
※Hôtel de Lauzun内を回遊し実施(予定)
パリ市においてバイヤー等を招待(予定)
平成28年度に設置した「江戸東京きらりプロジェクト推進委員会」での議論を踏まえ、江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを、東京の「宝物」として光を当て、その中から意欲ある優れた取組をモデル事業として選定し、新しい視点から磨き上げて、その価値を高めるとともに、さらに効果的なプロモーションにより、世界に発信していく取組です。これまで、平成29~令和5年度の間に、39のモデル事業を選定しています。
モデル事業の磨き上げと発信の取組を通して、東京ブランドの確立やものづくりの本場・東京の再興、伝統ある産業の魅力向上、技の継承を目指していきます。
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※別紙 参考資料(PDF:410KB)
問い合わせ先 産業労働局総務部企画調整課 電話 03-5320-4685 |
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