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2024年03月28日 教育庁
東京都教育委員会は、学習指導要領の目標に準拠した評価の客観性・信頼性を確保するため、都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(12月31日現在)の評定状況の調査を、学習指導要領の目標に準拠した評価が導入された平成14年度より実施している。本年度についても、都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和5年12月31日現在)の評定状況の調査を実施し、調査結果がまとまったので、以下のとおり報告する。
なお、東京都立高等学校入学者選抜で活用した評定は、今回調査した都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和5年12月31日現在)のものである。
都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和5年12月31日現在)の学習指導要領の目標に準拠した評価による評定状況について調査を行い、評定の客観性・信頼性の確保に役立てる。
都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和5年12月31日現在)の各教科の評定状況
都内公立中学校等 621校(中等教育学校、義務教育学校を含む。)
(単位:%)
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注
1 上段は令和6年度選抜、下段は令和5年度選抜の調査結果である。
2 四捨五入の処理により、合計が必ずしも100.0%にはならない場合がある。
3 中学校等別教科別の評定状況については、「中学校等別評定割合」(個表)を参照のこと。
4 上表についてのグラフは、参考資料1に掲載している。
9教科全体の評定割合は、「3」が一番多く、「4」「2」「5」「1」と続く。
9教科全体の評定割合は、前年度から「5」は増減なし、「4」と「3」が微減、「2」と「1」は微増となっている。
区市教育委員会等からは、管下の各中学校等における評定分布状況を分析して継続的な指導・助言を行っており、各中学校等が、学習指導要領の目標や内容に基づいた評価計画、評価規準等を作成し、十分な評価資料を基に各教科の観点別学習状況の評価及び観点別学習状況の評価を総括した評定を行っているという報告を受けた。
このことから、令和6年度入学者選抜においても、成績一覧表及び調査書に記載されている目標に準拠した評価はおおむね適正に実施され、客観性・信頼性は確保されていると判断することができる。
東京都教育委員会は、目標に準拠した評価が導入された平成14年度以来、適正で信頼される評価・評定に向けた取組を続けてきた。今後も評価・評定の客観性・信頼性を確保するとともに、生徒の学習到達度を的確に評価していくために、引き続き以下の取組を行う。
各区市町村教育委員会等が、評定分布状況をグラフで確認できる資料等により、管下の各中学校等における評定分布状況を分析して把握するとともに、分布結果を踏まえ、指導と評価の計画、評定への総括の方法等の一層の充実・改善を図るために研修会を実施するなどの取組を通して指導・助言を行えるよう支援する。
各中学校等が、自校の評定分布状況を把握した上で、指導と評価に関する校内研究・研修を一層充実させ、評価に対する校内の共通理解を図るとともに、適切な評価規準の設定や観点別学習状況の評価の評定への具体的な総括の方法をより明確に示し、生徒・保護者への説明責任を果たせるよう支援する。
問い合わせ先 教育庁都立学校教育部高等学校教育課 電話 03-5320-6745 Eメール S9000011(at)section.metro.tokyo.jp 迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。 お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。 |
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