トップページ > 都政情報 > 報道発表 > これまでの報道発表 > 報道発表/令和6年(2024年) > 4月 > 都立動物園・水族園からのお知らせ > 別紙 多摩動物公園
ここから本文です。
令和6年(2024年)4月25日更新
多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたびアムールトラが生まれましたのでお知らせします。
当園では、2019年以来、5年ぶりの繁殖になります。
生まれた子どもの様子
(撮影日:2024年4月8日)
2024年4月2日(火曜日)
1頭
不明
2023年12月17日から20日にかけてイチとアルチョムの間で複数回の交尾が確認され、出産に向けて環境を整えるなど準備を進めてきました。4月2日の12時00分ごろからイチに陣痛と思われる徴候が見られ始め、監視カメラの映像から17時00分ごろに1頭を出産したことがわかりました。
イチは初めての出産ですが落ち着いて子育てをしており、母子共に元気な様子です。母親が安心できる環境づくりを第一とし、現在は監視カメラの映像から親子の様子を見守っています。
公開日は、決まりしだい多摩動物公園公式ホームページ(東京ズーネット(外部サイトへリンク))にてお知らせします。
3頭(オス1、メス1、不明1)
※今回誕生した子どもを含みます。
25園館 49頭(オス22、メス27)
資料 アムールトラ国内血統登録台帳 (公社)日本動物園水族館協会
ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧種)、東京都ズーストック種
※「ワシントン条約附属書1」の数字の正しい表記はローマ数字です。
Panthera tigris altaica
Amur tiger
アムール(ロシア)、ウスリー(ロシア)、中国東北部
森林性で針葉樹林に生息
別名シベリアトラ。ネコ科最大の動物。トラは棲む地域によって5亜種に分類され、アムールトラはその1亜種。トラは世界中で3,400~5,000頭ほど生息していると推定されていますが、そのうち2,000頭はインドに生息しているベンガルトラです。アムールトラは森林で単独で生活し、同性個体間でなわばりを守ります。毛皮や漢方薬の材料としての乱獲、森林伐採などによる生息地の減少により生息数は非常に少なくなっています(推定350~400頭)。交尾期は11月~4月ごろで、妊娠期間は103日ほど。通常2~3頭を出産します。子は1歳半頃に親離れし、3~5歳で性成熟に達します。成獣で体長170~230センチメートル、尾長100~120センチメートル、体重130~300キログラム。メスはオスより小型です。
多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、昭和39年(1964年)5月17日に、人がバスに乗ってライオンがくらすエリアに入る「サファリ形式」の展示として、世界で初めて「ライオンバス」を運行開始しました。2024年5月17日に60周年を迎えることから、記念イベントを開催します。
ライオンとライオンバス
ライオンバス60周年ロゴ
運行開始60周年記念の日に、園長とライオンの着ぐるみが、みなさまをお出迎えします。
2024年5月17日(金曜日)9時45分~(30分程度)
アフリカ園ライオンバスステーション
ライオン飼育担当など園の職員がみなさまと一緒にライオンバスに乗車し、ライオンやライオンバスについてお話しします。
2024年5月17日(金曜日)~5月19日(日曜日)
15時00分発のバス、15時24分発のバス
各日96名(1台24名×4台)
※指定時刻(15時00分、15時24分)のライオンバス乗車券の購入が必要です。
※職員1名が乗車するため、乗車定員が通常より1名減となります。
ライオンバスの利用料金等詳細はこちら(外部サイトへリンク)をご覧ください。
ライオンバスに乗車いただいた方に、抽選券をお渡しします。降車後に特設会場で抽選会にご参加いただけます。ライオンやライオンバスに関する素敵なプレゼントが当たります。
2024年5月17日(金曜日)~5月19日(日曜日)
10時00分~16時30分
抽選券配布 アフリカ園ライオンバスステーション1階乗車口
抽選会 アフリカ園ライオンバスステーション地上階特設会場
ライオンバスに乗車の際、乗車券1枚につき抽選券1枚をお渡しします。
特設会場でスタッフに抽選券を渡して抽選会にご参加ください。
※乗車無料のお客様(0歳から2歳)には抽選券はお渡ししません。ご了承ください。
※抽選券は乗車当日のみ有効です。
プレゼントの一例
ライオンバスに乗車いただいた方に記念乗車カードを配布します。絵柄は全部で6種類ありますので、どれがもらえるかお楽しみに!
2024年5月9日(木曜日)~7月30日(火曜日)(予定)
アフリカ園ライオンバスステーション1階降車口
※降車時に年齢にかかわらず、お1人さま1枚ずつお渡しします。
※カードは選べません。
※お渡し後のカードの交換はできません。
記念乗車カードデザインの一例
多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたびアフリカゾウの「砥夢(トム)」(オス)の左牙の抜牙処置を行いますので、お知らせします。
現在、砥夢の左牙は、内部が空洞化してしまっています。このため、細菌感染のリスクが高く、健康管理上大きな問題が発生する可能性があることから、今回、アメリカから専門チームを招き抜牙します。国内では実施例がほとんどなく、成功すれば初となります。そのため、専門チームとの打ち合わせを重ね、実施に向けた準備を慎重に進めています。
処置を行う「砥夢(トム)」(オス)
(撮影日:2023年7月14日)
砥夢(トム)
オス
15歳
2009年3月17日
2024年5月22日(水曜日)
砥夢は、2009年に愛媛県立とべ動物園で誕生し、2012年に多摩動物公園に来園しました。2016年頃から牙を柵に押し当てて揺らすなどの行動が増加すると、2018年には左牙を破折し、内部組織が露出するようになりました。2021年には歯髄を含む内部組織が壊死・脱落し内部が空洞化しました。
これまで、牙を損壊するような行動を軽減するため飼育方法の改善や内部洗浄を継続していましたが、牙再生の見込みがないことから、現状では、空洞内の細菌感染による頭蓋内部の炎症など大きなリスクを排除することができません。このことから、左牙の抜牙処置を実施することになりました。
アメリカの抜牙専門チームの指導の下、全身麻酔にて抜牙処置を実施します。当日は、ほかにコーネル大学および日本獣医生命科学大学の専門家、国内のアフリカゾウ飼育園、近隣動物園等の協力を得て、処置を実施する予定です。
1頭(オス1)
日本国内の飼育状況 14園 24頭(オス4、メス20)
資料 アフリカゾウ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】
ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、東京都ズーストック種
※「ワシントン条約附属書1」「絶滅危惧1B類」の数字の正しい表記はローマ数字です。
Loxodonta africana
African elephant
アフリカ(サハラ砂漠以南)
密林、サバンナ、沼地、半砂漠地帯。低地から海抜5,000m以上の高地に住む。
産仔数は1頭。誕生時の子の体重は90~12キログラム。哺乳期間は2~3年。妊娠期間は約22ヶ月。
9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
4月28日(日曜日)〜4月29日(月曜日・祝日)、5月3日(金曜日・祝日)〜5月5日(日曜日・祝日)は9時30分〜18時00分(入園は17時00分まで)
毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
5月1日(水曜日)、5月15日(水曜日)、5月29日(水曜日)は開園
一般:600円、65歳以上:300円、中学生:200円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
5月4日(土曜日・祝日)みどりの日は入園料無料
5月5日(日曜日・祝日)開園記念日は入園料無料
※開園日については多摩動物公園公式ホームページ(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。
多摩動物公園
Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.