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2024年05月16日 環境局
東京都では、有害物質等で汚染された地下水の拡大を、狭い土地でも安価にかつ効果的に防げる先進的な技術の支援とその普及を図るため、令和5年10月23日から令和6年1月19日まで公募し10件の技術を認定しましたのでお知らせします。
なお、認定された技術で対策する際、経費の一部を都が支援します。
記
採用された技術は全て、現場の土壌に薬剤添加等を行い、現地の汚染物質を除去する方法です。各技術の詳細については、ホームページをご参照ください。
対象物質 | 技術名および除去機構概要 | 申請者名 | |
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1 | 第1種特定有害物質【注】 (ジクロロメタン除く) |
RNIPαによるVOC原位置浄化工法 鉄粉による還元処理と活性炭による吸着 |
(株)タツノ |
2 | 第1種特定有害物質【注】 (ベンゼン除く) |
Smart CapTM工法(原位置鉄粉処理) 鉄粉による還元処理と活性炭による浄化促進 |
ジオラフター(株) |
3 | ベンゼン | Smart CapTM工法(原位置生物処理) 活性炭により土壌中の微生物を活性化 |
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4 | 第1種特定有害物質【注】 | 電気発熱法を用いた原位置土壌・地下水浄化による地下水汚染の拡大防止 ガス吸引、土壌加温及び酸化剤による化学的分解 |
国際航業(株) |
5 | シアン化合物 | バイオ栄養源HAR-CNによる原位置バイオ浄化法 栄養剤の注入により土壌中の微生物を活性化 |
エコサイクル(株) |
6 | 第1種特定有害物質【注】 (ベンゼンほか) |
化学酸化剤COA-Xによる原位置化学分解法 酸化剤を用いた化学的分解 |
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7 | 第1種特定有害物質【注】 水銀、PCBほか |
テラサーモ工法(原位置浄化) 土壌を加熱し対象物質を脱離・分解し適正に処理 |
(株)テラサーモアジア |
8 | ベンゼンシアン化合物 | 打ち込み式スパージング井戸を用いるバイオスパージング 空気及び栄養剤の注入により土壌中の微生物を活性化 |
大成建設(株) |
9 | 塩素化エチレン類ベンゼン | T-SoilReme(R)-HeatBio(地盤加熱型の微生物浄化技術) 地盤を加熱し溶脱の促進、土壌中の微生物を活性化 |
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10 | 第1種特定有害物質【注】 | 温促バイオ(R) 加温した栄養剤を注入し土壌中の微生物を活性化 |
(株)竹中工務店 |
【注】第1種特定有害物質とは常温で揮発する有機化合物のことで、環境確保条例において12物質を規定
東京都土地利用転換アドバイザーによる助言のもと、工場跡地の関係者が今回認定した技術の中から対策工事を選択し実施した場合、東京都が対策工事に係る費用の一部又は全部を負担します。実施した対策工事の内容については、事例として取りまとめて公表いたします。
本支援事業は、「工場跡地等における持続可能な土壌汚染対策支援事業」一環で行っているものです。
問い合わせ先 環境改善部化学物質対策課 電話 03-5388-3467 |
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