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2024年05月24日 都市整備局
東京都は、歴史的財産である外濠の水質改善を進め、都心で働く人々に癒しの場を提供するとともに、品格ある景観の形成により地域全体の活性化を図り、「水の都」東京を甦らせる『外濠(そとぼり)浄化プロジェクト』を進めています。
このたび東京都では、長期の取組となる本事業に対する都民の理解を深め、より多くの方に外濠に興味・関心を持っていただくため、外濠の景観を活かしたプロジェクションマッピングの投影を実施いたします。
春のイメージ
四季のイメージ
投影するコンテンツは、水質改善により再生した外濠のイメージを、歌川広重の「名所江戸百景」に描かれた江戸の水辺の風景により表現します。花見や祭りで賑わう江戸のまちや四季折々の風景を彷彿とさせる浮世絵をモチーフにしたデジタルアニメーションや、錦鯉・花々など全体で約8分のデジタルアートコンテンツを投影します。
今回のイベントは、都政課題の解決に向けたスタートアップピッチイベント「UPGRADE with TOKYO(東京都産業労働局)」にて、「外濠の水辺再生事業や関連する歴史文化を体験できるコンテンツ」を募集し、決定しました。優勝企業となるスタートアップ企業の株式会社一旗は、プロジェクションマッピング・デジタルインスタレーション・3DCGアニメーション等、デジタルコンテンツのプロデュース・総合演出事業を展開しており、今回も外濠の景観を活かしたプロジェクションマッピングの提案を行い、優勝しています。
本イベントを通じて、歴史的財産である外濠の水質改善によって「水の都」東京を甦らせようという取組を知っていただくとともに、最先端のデジタル技術と日本の伝統文化のコラボレーションによるコンテンツを、ぜひお楽しみください。
令和6年5月30日(木曜日)~6月2日(日曜日)の4日間 19時30分~21時00分
江戸城外濠牛込濠法面(のりめん)(新宿区市谷田町三丁目約100メートルの区間)
千代田区立外濠公園
JR「飯田橋駅」西口より徒歩約10分、JR「市ケ谷駅」より徒歩約10分
東京都
約8分間のプロジェクションマッピングコンテンツを連続上映
※観覧は無料で、事前申込は不要です。
※雨天の場合でも投影を実施しますが、荒天の場合は投影を一時中断・中止する場合があります。
一時中断・中止については都の公式X(旧ツイッター)でお知らせします。
東京都 インフラ・まちづくりのアカウント(外部サイトへリンク)
※混雑状況に応じて安全確保のため観覧場所を規制する場合があります。
東京都は、平成29年9月に策定した「都市づくりのグランドデザイン」において、お濠や池などの良好な水辺への再生に向けた取組を、区市町村等と連携し計画的に進めるとし、平成30年9月に庁内関係局による検討会を設置して、外濠の水質改善に向けた検討を開始しました。
その後、「未来の東京」戦略(令和3年3月)や「未来の東京」戦略version up 2022(令和4年2月)において、歴史的財産である外濠の水質改善を進め、都心で働く人々に癒しの場を提供するとともに、品格ある景観の形成により地域全体の活性化を図る『外濠浄化プロジェクト』を提示し、外濠浄化の推進を契機として、「水の都」東京を甦らせるとしています。
外濠の水辺再生ホームページ
江戸城外堀(外濠)は慶長9年(1604)から寛永13年(1636)に至る、いわゆる天下普請により構築され、現在では、東側地域は埋め立てられ、部分部分に見附などが残存している一方、西側地域では飯田橋駅から四ツ谷駅を通り、赤坂見附までの間で、鉄道などの改変は多く見られるものの、堀割が残っており、昭和31年に国史跡に指定されている。(東京都文化財情報データベースより一部引用)
東京が抱える様々な都政課題を解決するためには、民間から生まれた画期的な製品・サービスを活用することが重要です。そこで東京都では、スタートアップによる都政課題解決に向けた製品等のピッチや、行政機関、VCや企業等との交流の場を創出するイベント「UPGRADE with TOKYO」を2019年12月から開催しています。これまでの開催回数は36回。(2024年5月現在)協業実績率は81%となります。
問い合わせ先 都市整備局都市づくり政策部広域調整課 電話 03-5388–3289 |
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