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2024年07月31日 港湾局
背後に大消費地を抱える東京港は、首都圏の生活と産業を支える大きな役割を担っています。東京港と日本全国の間のコンテナ貨物輸送の多くはトラックによってなされているため、物流の2024年問題を背景としたトラックの輸送力不足は東京港及び利用者にとって喫緊の課題です。
東京港のコンテナターミナルへのトラックの来場は、慣習化された配送サイクル等により午後や夕方に集中する傾向にあります。トラックの来場時間を分散化させ、コンテナターミナルにおけるゲート前混雑解消を加速するためには、これまでの取組に加え、午前中などコンテナターミナルが比較的空いている時間帯に搬出入を行う「オフピーク搬出入」の取組が重要であると考えています。
このため、東京都は、東京港と荷主・物流事業者の双方の課題解決に資する取組として、「東京港オフピーク搬出入モデル事業」を実施します。本施策の趣旨に賛同し、東京都と共に課題解決を目指していただける荷主企業の取組を募集します。
記
本公募では、東京港の外貿コンテナターミナルにおいて、コンテナの搬出または搬入を行うトラックの来場時間を、荷主が物流事業者などの協力を得て、午後や夕方から午前中にシフトさせる取組を行う事業を採択します。
都が委託した事業プロモーター(株式会社野村総合研究所)がプロジェクトを募集し、審査委員会で選定された事業者に対しプロジェクトの実施に係る支援を行うとともに、プロジェクトを通じて得られた結果を元に、コストやリードタイム、CO2排出量などへの影響等について検証します。
東京港を利用して輸出入を行う荷主企業を対象とします。なお、荷主企業が他の荷主企業や物流事業者、陸運事業者等とコンソーシアムを組み応募することも可能です。
現在の輸送とオフピークへのシフト後の輸送のコスト差額及び追加的に発生した経費等について、1件あたり最大500万円(税込)を上限として支援します。
なお、採択する事業は1件の予定です。
令和6年7月31日(水曜日)から8月28日(水曜日)12時00分(必着)
※令和6年8月21日(水曜日)までに関心表明を行うことが必要です
東京物流ビズとは、都民生活や経済活動を支える重要な社会インフラである物流を維持するために、「物流の効率化に向けた社会的ムーブメントを醸成していくプロジェクト」です。
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略9 都市の機能をさらに高める戦略
問い合わせ先 港湾局港湾経営部振興課 電話 03-5320-5549 |
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