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2024年09月12日 保健医療局
東京都は、花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、花粉飛散予測を実施するとともに、飛散花粉数の観測を行っています。
このたび、令和6年9月11日に開催した東京都花粉症対策検討委員会における専門家の意見を踏まえ、今春(2024年春)の都内スギ・ヒノキ花粉飛散状況の解析及び予測との比較検証結果等をまとめましたので、お知らせします。
【注1】令和6年1月4日から5月12日までの期間
【注2】飛散花粉数の区分(1日に観測された花粉数 単位:個/平方センチメートル)
少ない:10個未満、やや多い:10~30個未満、多い:30~50個未満、非常に多い:50~100個未満、極めて多い:100個以上
(日本花粉学会「花粉情報等標準化委員会」において採用されている区分による。)
【注3】飛散開始日:一観測地点で、1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を原則として2日以上連続して観測した場合の最初の日(空中花粉測定および花粉情報標準化委員会の合意事項による。)
図1 飛散花粉数の経年変化と2024年予測値との比較(都全体)(PDF:203KB)
都内12地点の飛散花粉数の平均は、7,004個/平方センチメートルであり、昨春の9割、過去10年平均(2014年~2023年)の1.3倍だった。
花粉別では、昨春と比べ、スギは8割、ヒノキは1.2倍であった。過去10年平均と比べると、スギは1.5倍、ヒノキは9割であった。
表1 飛散花粉数が「多い」以上の日数(予測との比較)(PDF:198KB)
飛散花粉数が「多い」以上の日数は、都内12地点の平均で39日であり、昨春(40日)よりも1日少なかった。また、過去10年間平均(33日)よりも6日多かった。
図1 飛散花粉数の経年変化と2024年予測値との比較(都全体)(PDF:203KB)
図2 2024年春 飛散花粉数と予測値との比較(各地点)(PDF:205KB)
都の飛散花粉数の予測値(都内平均)が、5,200~7,000個/平方センチメートルであったところ、実際の飛散数は、7,004個/平方センチメートルであり、予測最大値にほぼ一致した。地点ごとに見ると都内12地点のうち6地点は予測の範囲内であった。予測最大値を上回っていたのは杉並、青梅、立川、府中及び小平であり、八王子のみ予測最小値を下回っていた。しかし、予測の範囲内でなかった6地点での予測最大値(最小値)と実際の飛散花粉数との割合は、立川で158%であったが、他の5地点では97%から120%であった。このことから、地点ごとに見てもほとんどの地点で概ね予測に近い値であった。
表1 飛散花粉数が「多い」以上の日数(予測との比較)(PDF:198KB)
都内平均の飛散花粉数が「多い」以上の日数は38日程度と予測していたところ、実際は39日であり、概ね予測どおりだった。
区部では35日、多摩部では40日と予測していたところ、実際は区部が39日、多摩部が40日であり、予測と比較すると区部では4日多く、多摩部では予測に一致した。
表2 2024年、2023年及び過去10年平均のスギ花粉飛散開始日(PDF:167KB)
スギ花粉の飛散開始日は、青梅、多摩及び立川が2月9日と最も早く、千代田、葛飾、杉並、北、八王子、町田、府中及び小平が2月13日、大田が2月14日であった。
令和5年度第2回委員会検討結果として発表した当初の予測は、2月8日から12日、2月1日に公表した再予測は2月7日から11日であり、実際の飛散開始日は、再予測と比較すると1~7日の差があった。
花粉飛散状況等の詳細は東京都健康安全センターのホームページに掲載の委員会資料をご覧ください。
東京都健康安全研究センター⇒花粉症対策のページ⇒東京都花粉症対策検討委員会
イネ科、ブタクサ属、ヨモギ属、カナムグラの花粉の観測値を、ホームページに掲載していますので、ご活用ください。
東京都アレルギー情報navi. イメージキャラクター きぃちゃん
問い合わせ先 東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課 電話 03-3363-3487 |
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