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2024年10月16日 産業労働局
東京都では、再生可能エネルギー電力由来の水素(グリーン水素)の活用促進を図っており、今年度から、グリーン水素率先利用事業者認証制度を開始しています。この制度は、前年度1年間に一定量のグリーン水素を利用した事業者を認証するものです。
この度、株式会社大林組、清水建設株式会社の2事業者を認証したのでお知らせするとともに、両事業者の取組を紹介します。
技術研究所(清瀬市)において、太陽光エネルギーを活用したグリーン水素を製造しており、そこで生み出された水素エネルギーを拠点内施設の電力として活用。
国内外で実施する他の水素プロジェクトの成果と合わせて、良質で低価格な水素提供に向けたサプライチェーンの構築を目指している。
温故創新の森 NOVARE(江東区)において、太陽光発電にてグリーン水素を製造、発火リスクの少ない吸蔵合金で建屋内に貯蔵し、電力供給や熱利用など、施設内のエネルギー最適管理を行う水素利用システム「Hydro Q-BiC(R)」を構築。
本システムを複数の建物に実装し始めており、更なる普及展開を目指している。
令和6年10月13日(日曜日) 12時00分~12時15分
東京国際フォーラム ホールE
株式会社大林組 梶田直揮様(専務執行役員 技術本部長)
清水建設株式会社 中村健二様(NOVAREイノベーションセンター・General Conductor)
再エネ事業に取り組む過程で、水素と併せた利用の必要性を確信し、技術研究所内で、この度の認証のきっかけとなる実証実験を開始しました。現在では、地熱を利用した国内外でのグリーン水素製造や利用手段としての燃料電池自動車等への活用のほか、水素の配送事業にも取り組んでおり、水素社会の実現に貢献して参りたいと考えております。
建物内に設置可能な水素エネルギー利用システム「Hydro Q-BiC(R)」は、既に他県での採用実績があります。NOVAREでは狭い敷地でもより多くの水素を活用できるよう、オフサイトのグリーン水素を活用する仕組みを導入しました。水素は、いよいよ実証段階から実装段階へと移っていると考えており、今後も水素社会実現に向けて一層努力して参ります。
東京都内で前年度1年間に一定量のグリーン水素を利用した事業者等
※今回は、令和5年度における利用実績がある事業者を認証しました。
認証区分 | 概要 | 要件 | 奨励金 ※基準額:300円/ノルマル立法メートル |
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期間 | 利用量 | |||
オンサイト型 (地産地消) |
再エネ電力を自ら作り出し、グリーン水素を都内の事業所内の施設で製造し利用 | 年間2か月以上の利用実績 | 年間100ノルマル立法メートル以上の利用実績 | 基準額の3分の2×利用量 |
オンサイト型 | 再エネ電力の供給を他者から受け、グリーン水素を都内の事業所内の施設で製造し利用 | 基準額の5分の3×利用量 | ||
オフサイト型 | 国内で製造されたグリーン水素を調達し、都内の事業所内の施設で利用 ※ZEV(EV車両若しくはFC車両)での運搬 ※それ以外の方法で運搬した場合は、温室効果ガス排出量のオフセットが必要 |
年間500ノルマル立法メートル以上の利用実績 | 基準額の2分の1×利用量 |
令和6年10月13日(日曜日)から令和7年9月30日(火曜日)まで
ホームページをご覧ください。
本件は、「『未来の東京』戦略」に係る事業です。
戦略14 ゼロエミッション東京戦略
「水素社会実現プロジェクト」
問い合わせ先 産業労働局産業エネルギー政策部新エネルギー推進課 電話 03-5320-4689 |
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