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2024年10月30日 スタートアップ・国際金融都市戦略室
東京都では、2030年カーボンハーフ、2050年ゼロエミッション東京の実現に向け、資源消費の最小化、廃棄物の発生抑止等を目指すサーキュラーエコノミー【注1】への移行を推進しています。また、100年先を見据えた新たな緑のプロジェクト「東京グリーンビズ」を推進するなど、自然生態系の損失を防ぎ、回復させるネイチャーポジティブ【注2】の実現を目指しています。
これらの取組を一体的に推進していくため、サーキュラーエコノミーへの移行とネイチャーポジティブの促進に資するファイナンスモデルの確立を目指し、「循環経済・自然資本等推進ファンド」の創設を進めています。
この度、下記のとおりファンドの運営事業者を決定しましたので、お知らせします。
【注1】サーキュラーエコノミー
「循環経済」と呼ばれ、従来の3Rに加え、資源投入量や消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動のこと
(サーキュラーエコノミーに関連する事業の例)
リチウムイオンバッテリー・太陽光パネルなどの無機材料やプラスチックのリサイクル、食品廃棄物等のバイオマス活用、スマートフォンや家電等のリファービッシュなどの、製品や部品を価値の高いまま循環させる事業、自動車や傘などのシェアリングサービス、トレーサビリティ関連サービスなどの循環の測定・見える化に資する事業 等
【注2】ネイチャーポジティブ
2020年をベースラインとして2030年までに自然の損失を止め回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること
(ネイチャーポジティブに関連する事業の例)
汚染物質の浄化、養殖関連、化学薬品・化学肥料の低減を可能とする事業や、再生型の農業・林業・水産業などの生態系の保全と回復に資する事業、森林や生物等の生態系の状態のモニタリングやデータの利活用 等
記
豊富なベンチャー投資経験等を有する新生企業投資株式会社と、企業・地域・アカデミアとの幅広いネットワークを持つ三井住友トラストグループの三井住友トラスト・インベストメントが、双方の強みを融合することで、サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブの促進による持続可能な社会の実現を目指します。
東京都中央区日本橋室町二丁目4-3
2012年11月
植坂謙治
SBIグループの投資事業における主要企業の1社。2004年に前身の新生銀行(現SBI新生銀行)プライベートエクイティ部でベンチャー投資を開始して以降、20年以上のスタートアップへの投資経験と実績を有する。
東京都港区芝三丁目33-1
2000年3月
吉田憲正
三井住友トラストグループにおいて、プライベートエクイティファンド運営および関連アドバイザリー業務を提供。同グループは20年以上のエクイティ投資の運用・管理経験を有し、サーキュラーエコノミー等の専門家チームと共に、本ファンドにおける投資プロセスを支援。
ファンド創設に必要な手続きを経た上で、今年度内に東京都から本ファンドへ30億円の出資を行います。
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略12 稼ぐ東京・イノベーション戦略
戦略13 水と緑溢れる東京戦略
戦略14 ゼロエミッション東京戦略
問い合わせ先 スタートアップ・国際金融都市戦略室戦略推進部戦略事業推進課 電話 03-5000-7005 Eメール S1130103(at)section.metro.tokyo.jp ※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。 お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。 |
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