ここから本文です。
令和6年(2024年)11月8日更新
〔別紙〕
本調査は、都内に居住する子供たちとその保護者の方々の日頃の暮らしや悩み、困りごとについて、福祉や教育など、従来の行政分野の枠組みにとらわれることなく子供たちに関する実態や意識を把握し、今後の子供政策を検討するために、令和5年度から継続的に実施している。
調査結果については、庁内各局で共有するとともに、今後も継続的に調査を行うことで、単年の結果だけでなく経年の変化も分析し、より強固なエビデンスに基づいた実効性のある政策の推進につなげていく。
東京都全域
小学3年生、小学5年生、中学2年生、17歳の子供とその保護者、3歳児の保護者
10,500世帯(計19,500人)
住民基本台帳に基づく層化二段無作為抽出法
郵送法(郵送配布・郵送回収、WEB(インターネット)回答併用)
令和6年5月7日(火曜日)から令和6年5月31日(金曜日)まで
区分 | 3歳 | 小学3年生 | 小学5年生 | 中学2年生 | 17歳 | 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
保護者 | 子供 | 保護者 | 子供 | 保護者 | 子供 | 保護者 | 子供 | 保護者 | ||
発送数 | 1,500 | 2,050 | 2,050 | 1,900 | 1,900 | 2,150 | 2,150 | 2,900 | 2,900 | 19,500 |
回収数 | 839 | 1,018 | 976 | 942 | 891 | 849 | 839 | 995 | 945 | 8,294 |
回収率 | 55.9% | 49.7% | 47.6% | 49.6% | 46.9% | 39.5% | 39.0% | 34.3% | 32.6% | 42.5% |
今の自分は幸せかについて、「0」(まったくあてはまらない)~「10」(とてもあてはまる)の11段階評価で、「10」と回答した子供が約4割、平均値は7.89。
いずれの学年でも「10」(とてもあてはまる)が最も高いが、学年が上がるにつれて減少傾向。
図表 1-93 B 今の自分は幸せだ<単一回答>
子供の幸福度への影響を確認するため、各学年の設問から選定した16項目を説明変数として学年ごとに重回帰分析を行った結果、いずれの学年でも「家族」と「学校」に関する以下の設問が幸福度に影響があるという結果が得られた。(P.515)
「家族との関係は良好である」に「10」(とてもあてはまる)と回答した子供では、幸福度【高】(8~10)が8割以上。
図表 1-143 子供の幸福度(「家族との関係は良好である」の回答別)
学校または職場が「とても好き」と回答した子供では、幸福度【高】(8~10)が8割以上。
図表 1-70 子供の幸福度(「学校または職場が好きか」の回答別)
家族との関係が良好かについて、「10」(とてもあてはまる)と回答した子供は5割以上、平均値は8.71。
前年と比べ、小5で平均値が0.22高くなっている。
図表 1-142 B 家族との関係は良好である<単一回答>
学校または職場が好き(「とても好き」+「好き」)と回答した子供は7割以上。
前年と比べ、小5で「好き」が6.4ポイント増加。
図表 1-69 学校または職場が好きか<単一回答>
学校や職場が自分にとって居心地が良い(「あてはまる」+「どちらかといえばあてはまる」)と回答した子供は8割以上。
図表 1-77 A 自分にとって居心地が良い<単一回答>
学校や職場が自分にとって居心地が良い(「あてはまる」)と回答した子供の約9割は、学校や職場で自分の意見が言える(「あてはまる」+「どちらかといえばあてはまる」)と回答。
居心地が良くない(「あてはまらない」)と回答した子供では、学校や職場で自分の意見が言える子供は4割を下回る。
図表 3-26.学校や職場は自分にとって居心地が良い × 学校や職場で自分の意見が言える
自分の考えを他の人にしっかりと言える(「そう思う」)子供では、「今の自分が好きだ」に「10」(とてもあてはまる)と回答した割合が4割以上で、平均値は7.90。
図表3-21.自分の考えを他の人にしっかりと言える × 今の自分が好きだ
住んでいる街で、大人があなたの話をきちんと聞いてくれると思う(「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」)子供は8割以上。
前年と比べ、「そう思う」は小5で8.0ポイント、中2で9.7ポイント、17歳で13.2ポイント増加。
図表 1-9 D 大人たちがあなたの話をきちんと聞いてくれる<単一回答>
住んでいる街で、子供にとって大切なことを決めるときにあなたが参加できると思う(「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」)子供は7割以上。
前年と比べ、いずれの学年でも「そう思う」が10ポイント程度増加。
図表 1-11 E 子供にとって大切なことを決めるときにあなたが参加できる<単一回答>
ほっとできる居場所としては、小3・小5では「自分の部屋以外の家の中」が、中2・17歳では「自分の部屋」が最も高い。
学年が上がるにつれて、「地域(図書館、公民館、児童館、公園など)」が大きく減少。
17歳では「自分の部屋」、「自分の部屋以外の家の中」に次いで、「インターネット空間」が続く。
図表 1-148 あなたにとっての居場所(ほっとできる場所、安心できる場所)<複数回答>
社会課題(SDGs、環境問題、いじめや差別の問題など)について関心がある(「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」)子供は、約7割。中2・17歳でも7割前後で、関心は高い。
図表 1-43 C 社会課題(SDGs、環境問題、いじめや差別の問題など)についての関心がある<単一回答>
自分の行動で社会を変えられると思う(「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」)子供は約5割。
前年と比べ、小3で「そう思う」が6.4ポイント増加。
図表 1-49 F 自分の行動で社会を変えられると思う<単一回答>
家庭における仕事の分担について、「男女で同じように担うべき」と回答した割合が約7割。
中2、17歳ともに10ポイント以上男性の方が低い。
図表 3-17 【性別】家庭における男女の役割・仕事<単一回答>
家庭における育児の分担について、「男女で同じように担うべき」と回答した割合が約8割。
中2、17歳ともに10ポイント以上男性の方が低い。
図表3-16 【性別】家庭における男女の役割・育児<単一回答>
住んでいる地域が、子育てに良い場所であると思っている(「そう思う」+「どちらかといえばそう思う」)保護者は約9割。
前年と比べ、3歳、中2の保護者で「そう思う」が5ポイント以上増加。
図表 2-135 A 子育てに良い場所である<単一回答>
「子育てを楽しんでいる」に「10」(とてもあてはまる)と回答した保護者は約2割、平均値は7.35。
前年と比べ、3歳の保護者では「10」が6.6ポイント、平均値が0.33高くなっている。
図表 2-79 H 子育てを楽しんでいる<単一回答>
自身と配偶者/パートナー間の今の育児分担に満足している(「満足している」+「どちらかといえば満足している」)保護者は約6割で、3歳の保護者の満足度が最も高い。
図表 2-59 ご家庭内での育児分担の満足度<単一回答>
Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.