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2024年11月28日 総務局, 政策企画局
国際連合は、世界人権宣言の採択を記念して、12月10日を「人権デー」と定めています。
日本では、毎年12月4日から10日までを「人権週間」とし、人権尊重思想の普及高揚を図るため、全国各地で様々なキャンペーンが行われます。
東京都でも、この人権週間を中心として、東京で働き、暮らす誰もが、共に交流し、支え合う共生社会「インクルーシブシティ東京」の実現に向けて、人権週間キャンペーンを実施します。
東京都では、人権に対する思いを五・七・五の言葉で表現することで、「人権とは何か」「差別とは何か」について考えるきっかけとなるよう、5つのテーマで人権川柳を募集し、計389句ご応募いただきました。
このたび、厳正な選考の結果、最優秀賞1作品、特別賞1作品(未成年からの応募)及び優秀賞5作品(各テーマ1作品)の計7作品を決定しましたので、発表します。
今回は、最優秀賞受賞作品を、書道家の武田双雲氏が短冊に揮毫する様子及び同氏へのインタビューを収録した動画を作成し、東京都公式動画チャンネル等で公開します。
受賞作品については、人権週間の期間中、デジタルサイネージ等でも活用します。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
誰がやる 考える前に 俺がやる
「手伝います。」 その一言で 救われる
笑顔まく 世界中に 平和咲く
空振りを 恐れずまずは 一言目
匿名は 名無し顔無し 心無し
君の色 きっと誰かの 宝物
言えないよ ヤングケアラー 胸の内
ADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向があることを公表している書道家の武田双雲氏。
これまで、独自の視点で作品を生み出してきた武田氏が、発達障害とどのように向き合い、どのように周囲と関わってきたのか、その歩みを伺うインタビュー動画を作成しました。
東京都人権啓発活動ネットワーク協議会
(東京都・東京法務局・東京都人権擁護委員連合会・公益財団法人人権擁護協力会)
東京都は、「インクルーシブシティ東京」の実現に向けて、人権週間キャンペーンを例年実施してきました。令和6年の人権週間のキャンペーンは、落語や漫画、小説など身近なエンターテインメント(以下、エンタメ)を通じて、「寛容と尊重」について一人ひとりが考える1週間を提案すべく、「寛容と尊重のエンタメ」をテーマに動画を制作し、特設サイトを公開しました。
特設サイトでは、落語・漫画・小説の3つの分野の専門家の方にお話を伺い、エンタメの世界から「寛容と尊重」というテーマについて迫ります。身近なジャンルはもちろん、これまであまり触れたことのないジャンルの作品に触れ、新たな世界を知ること、そして、さまざまな背景や価値観を持つみなさんの考えを知ること。今回のキャンペーンを通して、一人ひとりが今まで以上に視野を広げて新しい世界を知り、考えを深め、行動するきっかけを提供します。
林家つる子氏
2010年に林家正蔵に入門。古典落語の滑稽噺から人情噺、新作落語などに幅広く取り組む一方で、古典落語の名作「子別れ」「芝浜」「紺屋高尾」の登場人物である女性を主人公にして、その視点から落語を描く挑戦を行っている。2024年に落語界で女性初となる抜擢真打昇進を果たす。
カメントツ氏
愛知県出身の覆面漫画家。さまざまな職業を転々としながら、2015年よりウェブメディア「オモコロ」にて漫画家としての活動をスタートした。代表的な作品に、Twitterで連載した「こぐまのケーキ屋さん」(小学館)、「カメントツの漫画ならず道」(サンデーうぇぶり)、「あのときのこどもさん」(小学館)など。
カツセマサヒコ氏
Webライター・編集者として活動しながら2020年に「明け方の若者たち」(幻冬舎)で小説家デビュー。2021年にロックバンド・indigo la Endの楽曲を元にした「夜行秘密」(双葉社)を刊行。2024年6月に3作目となる「ブルーマリッジ」(新潮社)、同年9月に短編集「わたしたちは、海」(光文社)を上梓した。
テレビCM、ウェブ広告、交通広告等を、11月29日(金曜日)から12月10日(火曜日)にて展開
その他、下記媒体でも展開予定
問い合わせ先 (人権週間及び1の都民の人権川柳に関すること) 総務局人権部人権施策推進課 電話 03-5388-2588 (2の動画及び特設サイトに関すること) 政策企画局戦略広報部戦略広報課 電話 03-5388-3078 |
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