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報道発表資料  2025年01月24日  産業労働局

東京都グリーン水素トライアル取引供給記念セレモニーを実施
取引成立及び水素供給の開始を記念し、セレモニーを実施しました!

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東京都は、再生可能エネルギー電力由来の水素(グリーン水素)の利用拡大を図るため、株式会社日本取引所グループ(JPX)傘下の株式会社東京商品取引所(TOCOM)と共同で、グリーン水素トライアル取引を実施しています。この取組は、グリーン水素の販売・購入価格をそれぞれ入札によって取り決める、市場形式による水素取引を新たに試行するもので、先月、入札結果を公表しました。この度、本取組における取引成立及び水素供給の開始を記念し、グリーン水素の供給元である株式会社やまなしハイドロジェンカンパニー(YHC)及び山梨県知事出席のもと、セレモニーを実施しましたので、お知らせします。

セレモニーの概要

(1)日時

令和7年1月24日(金曜日) 10時00分~10時20分

(2)場所

東京証券取引所ビル2階 オープンプラットフォーム
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)

(3)出席者

  • 小池百合子 東京都知事
  • 長崎幸太郎 山梨県知事
  • 難波雅之 株式会社やまなしハイドロジェンカンパニー取締役副社長
  • 山道裕己 株式会社日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO

写真1

写真2

※集合写真は左から、田中慎一 東京都産業労働局長、山道裕己 JPX取締役兼代表執行役グループCEO、小池百合子 東京都知事、長崎幸太郎 山梨県知事、難波雅之 YHC取締役副社長、石崎隆 TOCOM代表取締役社長

(4)出席者のコメント概要

1)小池百合子 東京都知事

この度、市場形式として世界で初めてとなるグリーン水素のトライアル取引を日本取引所グループの皆様と連携し、実施しました。これまで、当事者同士で個別に取引されていた水素について、新たに取引ルールを定めて入札を実施し、その結果を公表することで取引の「見える化」を進めています。こうした事例を積み重ねながら、水素の需要と供給の両方を喚起し、取引を活性化していきます。その中で得られた知見、そして成果は、COPの場でも表明した水素取引所の立ち上げにつなげ、水素が活発に売買され、身近で活用される社会を実現していきます。
今回の入札の結果、供給者として株式会社やまなしハイドロジェンカンパニーが落札されました。そして、山梨県産のグリーン水素が供給されることとなりました。
山梨県では、長崎知事のリーダーシップのもとで、グリーン水素の普及が意欲的に進められています。東京都と山梨県で、これまでも様々な連携をしてきました。さらに、お互いに切磋琢磨しながら、グリーン水素の社会実装を加速させていきたいと思います。

2)長崎幸太郎 山梨県知事

今回、トライアル取引において、山梨県産のグリーン水素が供給されることとなりました。この世界初の価値ある取組に本県がYHCを通して参画できることは、グリーン水素のフロントランナーとして誇りに思います。
本県では、昨年、P2G(Power to Gas)システムの製造プラント工場の誘致に成功しました。今後確実に需要が高まるグリーン水素の安定供給に向け、着実に準備を進めています。本年秋には、国内最大級のシステムが北杜市にあるサントリー白州工場に完成し、世界トップクラスのグリーン水素の供給拠点が誕生します。
東京都とは、グリーン水素の活用促進に関する基本合意書を締結しています。これに基づいて山梨県産のグリーン水素を東京ビッグサイトで利用いただいており、今回のトライアル取引における都内への供給へも発展しています。加えて、大田区京浜島おいて、本年秋の稼働に向けP2Gシステムの設置工事を進めています。
本県のP2Gシステムが多くの地域の脱炭素化と再エネの主力電源化に貢献することを証明し、国内はもとより、世界に広がっていくことを期待します。

3)山道裕己 日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO

今回のグリーン水素トライアル取引は、東京都が世界に先駆けて実施するもので、水素社会の実現に向けた大きな一歩であると言えます。今後、水素エネルギーが公正で透明性の高い価格決定プロセスにより一層普及していくよう、市場取引における知見の提供という観点から尽力して参りたいと考えております。

グリーン水素トライアル取引について

(1)概要

グリーン水素の取引機会創出、利用促進に向けたトライアル取引を実施販売・購入価格をそれぞれ入札で取り決めるダブルオークション方式を試行し、都の支援により販売と購入の価格差を解消

フローの画像

(2)事務局

株式会社東京商品取引所が、都と協定を締結し、オークションを運営

(3)入札結果の概要(令和6年12月23日公表)

1)供給側落札単価

入札実施区分 入札者数 落札単価
各コース共通 1者 300円/ノルマルリューベ

 

2)利用側落札単価

入札実施区分 入札者数 落札単価
1)トレーラー輸送コース 2者 89円/ノルマルリューベ
2)カードル輸送コース 2者 230円/ノルマルリューベ

3)落札量

1)トレーラー輸送コース 期間中週2回輸送
2)カードル輸送コース 期間中計10回輸送

本取組における水素取引量の考え方について

  • 本取組におけるグリーン水素取引額は、利用側落札単価×水素取引量となります。
  • 水素取引量は、輸送したグリーン水素に対する実際の使用量とします。
    1)トレーラーは、交換後の容器内に残存する水素から使用量を測定する精算を実施
    2)カードルは、1基の容量のうち所定の数量を固定の使用量として確定
  • トレーラーコースの精算を実施し、本取組の輸送完了後に水素取引量を確定します

(4)関連ホームページ

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本件は、「『未来の東京』戦略」に係る事業です。
戦略14 ゼロエミッション東京戦略「水素社会実現プロジェクト」

問い合わせ先
産業労働局産業・エネルギー政策部新エネルギー推進課
電話 03-5320-4689

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