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報道発表資料  2025年02月18日  保健医療局

食中毒の発生について
渋谷区内の飲食店における食中毒

探知

令和7年2月4日(火曜日)午前9時頃、「1月31日(金曜日)午後6時30分から渋谷区内の飲食店を30名で利用したところ、28名が2月1日(土曜日)から体調不良を呈している。」旨、渋谷区保健所に連絡があった。

調査結果

渋谷区保健所は、直ちに食中毒調査を開始した。

  • 患者は、1月31日(金曜日)に当該飲食店を利用した8グループ54名のうち計41名で、2月1日(土曜日)午前9時00分から同月3日(月曜日)午前6時00分にかけて、下痢、発熱、おう吐等の症状を呈していた。
  • 患者全員の共通食は、当該飲食店が調理、提供した料理以外になかった。
  • 当該飲食店内で感染症を疑う情報はなかった。
  • 患者29名及び従事者5名のふん便からノロウイルスを検出した。

決定

本日、渋谷区保健所は、以下の理由により、本件を当該飲食店が1月31日(金曜日)に調理、提供した料理を原因とする、ノロウイルスによる食中毒と断定した。

  • 患者全員の共通食は、当該飲食店が調理、提供した料理以外になかった。
  • 複数の患者及び従事者5名のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 当該飲食店での食事を起点とした潜伏時間に一峰性が見られ、その長さ及び症状は、ノロウイルスによるものと一致していた。
  • 当該飲食店内で感染症を疑う情報はなかった。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該飲食店は、令和7年2月4日(火曜日)から営業を自粛しており、渋谷区は本日から3日間の営業停止の処分を行った。

発症関係
(2月18日午前9時現在)
発症日時 2月1日(土曜日)午前9時00分から
2月3日(月曜日)午前6時00分まで
症状 下痢、発熱、おう吐等
※患者の症状は、回復傾向にある。
発症場所 自宅等
患者数 患者数41名
男:26名(26~61歳)、女:15名(23~57歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 19か所19名(男14名、女5名)
原因食品 当該飲食店が1月31日(金曜日)に調理、提供した料理
病因物質 ノロウイルス
原因施設 屋号 おもてなしとりよし渋谷道玄坂店
業種 飲食店営業
営業者 SFPホールディングス株式会社
代表取締役 佐藤誠
営業所所在地 東京都渋谷区道玄坂二丁目29番8号
道玄坂センタービル6階
営業者住所 東京都世田谷区玉川二丁目24番7号
法人番号 6010901028439 
連絡先電話番号 03-5491-5201

[備考]

主なメニュー お通し、手羽先唐揚げ、焼き鳥、杏仁豆腐等
検査関係 検査実施機関:東京都健康安全研究センター等
患者ふん便:細菌30検体(30検体陰性)
ノロウイルス31検体(29検体ノロウイルスG2検出、2検体陰性)
従事者ふん便:細菌10検体(10検体陰性)
ノロウイルス10検体(5検体ノロウイルスG2検出、5検体陰性)
拭き取り検体:細菌4検体(4検体陰性)
ノロウイルス3検体(3検体陰性)

(参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~2月17日まで 12件 99名 0名
(昨年同期) (29件) (726名) (0名)
本年2月中(17日まで) 1件 16名 0名
(昨年同期) (10件) (98名) (0名)

※別紙 ノロウィルスについて(PDF:136KB)

※「ノロウイルスG2検出」の数字の正しい表記はローマ数字です。

問い合わせ先
保健医療局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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