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報道発表資料  2025年03月07日  産業労働局

女性活躍に関わるスタートアップを後押しし、社会的インパクトを創出
国内初 女性活躍推進に特化した「スタートアップ支援ファンド」を設立

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東京都は、女性起業家や女性活躍推進に資するサービス・商品を有するスタートアップを後押しするため、「女性活躍推進スタートアップ支援ファンド」を設立しました。運営事業者として、1)「MPower(代表者:キャシー松井)」および2)「NEXTBLUE(代表者:井上加奈子)」(アルファベット順)を公募により選定し、都が出資する40億円と民間資金とを合わせ、2つのファンドで計80億円以上の規模を目指します。(※最大130億円までを想定)なお、「女性起業家」または「女性活躍の推進に資するサービス・商品を持つ」スタートアップに100%特化したベンチャーファンド設立は国内初となります。

ファンド設立の背景と目的

女性の社会進出を示す指標の一つである「ジェンダーギャップ指数(世界経済フォーラム・2024年版)」において、日本は146か国中118位に位置し、世界から大きく後れを取っています。
指数でもスコアが低い経済分野、特に起業・スタートアップ領域に目を転じると、起業家の資金調達における男女間格差の存在も指摘されており、創業期におけるジェンダーギャップなども課題になっています。また、女性の活躍を推進する上で必要となる技術やサービスが広く普及することも重要です。
こうした課題を踏まえ、本ファンドでは、(1)投資による資金調達支援 (2)投資先企業へのハンズオン支援 (3)投資先企業の女性活躍の推進等に関する取組のサポート等を通じて、女性活躍を推進するスタートアップ企業の活動を後押しするとともに、大きなポテンシャルを秘めた女性活躍推進に係る市場を活性化することで、社会的なインパクトを創出していきます。

ファンドの概要

ファンド運営事業者

1)MPower

ファンド名称

WPower Fund I投資事業有限責任組合

ファンド規模

60億円(うち都出資額:30億円)※ファンド規模は最大80億円までを想定

存続期間

令和17年3月5日まで(予定)

2)NEXTBLUE

ファンド名称

NEXTBLUE TOKYO投資事業有限責任組合

ファンド規模

20億円(うち都出資額:10億円)※ファンド規模は最大50億円までを想定

存続期間

令和16年12月31日まで(予定)

支援の仕組み

都の出資により設立するベンチャーキャピタルファンドが、民間から集めた資金も合わせてスタートアップを支援

支援対象

女性起業家が経営するスタートアップ企業
女性活躍の推進等に資する技術・サービスを持つスタートアップ企業

支援内容

  • (1)上記スタートアップ企業への投資による資金調達支援
  • (2)投資先企業へのハンズオン支援
  • (3)投資先企業の女性活躍の推進等に関する取組のサポート

事業スキーム図

スキーム図

※別紙 運営事業者の概要、参考資料(PDF:668KB)

本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する先導的事業です。
戦略3-1 女性の活躍推進戦略「女性の希望に応じた生き方・働き方サポートプロジェクト」
戦略3-2 女性の活躍推進戦略「女性活躍に向けた社会のマインドチェンジプロジェクト」
戦略5-1 誰もが輝く働き方実現戦略「新たな時代の働き方支援プロジェクト」
戦略11-3 スタートアップ都市・東京戦略「“ワンチーム”での強力サポートプロジェクト」

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問い合わせ先
産業労働局金融部金融課
電話 03-5000-7713

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