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1 出張概要
ホノルル市長から招待を受け、ホノルル市で開催される第87回全米市長会議年次総会に出席するため、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市へ出張した。年次総会では、東京都の環境政策及び東京2020大会とその先を見据えた東京都の取組について、それぞれプレゼンテーションを行い、全米の市長に向けて発信した。
また、同総会に出席したガルセッティ ロサンゼルス市長と個別に会談を行い、共にオリンピック・パラリンピック大会の開催都市の首長として、お互いの大会の成功について意見交換を行った。
期間
令和元年6月28日(金曜日)~6月30日(日曜日) ※日程表
出張人数
8名
総経費
4,891千円 <出張者及び経費の内訳はこちら(PDF:84KB)>
2 出張先での主な行動と成果
6月28日(金曜日)
夜、成田空港を出発しました。
現地時間の午前中、ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港に到着しました。
午後には、第87回全米市長会議年次総会【※】のベスト・プラクティス・フォーラムで、東京都の気候変動対策について、全米の市長に向けてプレゼンテーションを行いました。東京都が、世界初の都市型キャップ&トレードなど、これまで先進的な気候変動対策を展開していることや、5月に東京で開催したU20メイヤーズサミットにおいて、2050年までに、世界のC02排出量実質ゼロに貢献する、ゼロエミッション東京の実現を宣言したこと等をPRしました。
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【※】
- 全米市長会議(The United States Conference of Mayors :USCM)
ワシントンDCに本部を置く、全米の人口3万人以上の都市の市長を代表する公益団体。1932年設立。約1400都市が参加し、米国の地方自治体および州政府を代表する組織のグループであるBig Sevenの一つと見なされている。
毎年1月にワシントンDCで冬季会議を開催、毎年6月に開催する年次総会は各都市持ち回りで開催され、この年次総会で採択される政策的立場は、米国大統領及び議会に送付される。
The United States Conference of Mayors(外部サイトへリンク) - 第87回年次総会概要
開催場所:アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ
開催期間:令和元年6月28日(金曜日)から7月1日(月曜日)まで
参加者数:228名の市長を含む、約1500人が参加。
その他:ホノルル市で全米市長会議が開催されるのは、1963年、1967年に次いで3回目。
ベスト・プラクティス・フォーラムでのプレゼンテーションの様子 | ベスト・プラクティス・フォーラムを聴講されたケネディ元駐日大使にご挨拶 |
フォーラムに参加した後、ガルセッティ ロサンゼルス市長と2018年7月以来の会談を行いました。共にオリンピック・パラリンピック大会の開催都市の首長として、お互いの大会の成功について意見交換を行うとともに、前回お会いした際に締結した合意書に基づく両都市の連携をさらに強化することを確認しました。
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ガルセッティ ロサンゼルス市長との面会 |
<ロサンゼルス市長との会談後の知事発言概要>
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(右から)ガルセッティ ロサンゼルス市長、コールドウェル ホノルル市長、ベンジャミン全米市長会議議長 | ウォルシュ ボストン市長と(一番右) |
28日夜に開催されたオープニング・レセプションの様子
6月29日(土曜日)
午前中は、総会のオープニング全体セッションに出席し、キャロライン・ケネディ元駐日大使の来賓挨拶を聴講しました。
ベンジャミン全米市長会議議長の挨拶 | ケネディ元駐日大使の挨拶 |
オープニング全体セッションの様子
午後は全体昼食会に参加し、東京2020大会とその先を見据えた東京の取組についてプレゼンテーションを行いました。東京2020大会の円滑な準備状況や、パラリンピックの成功に向けたパラスポーツの振興、大会のレガシーとすべきバリアフリーの街づくり、サステイナブルな新しい東京の実現に向けた取組などを、全米の市長に向けて力強く発信しました。
また、2011年の東日本大震災の際の米国の皆さまのご協力に感謝するとともに、東京2020大会を契機に、復興の様子を見に来てくださいと、御案内しました。
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全体昼食会でのプレゼンテーションの様子 |
<全体昼食会後の知事発言概要>
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夕方、ホノルル ダニエル・K・イノウエ国際空港を出発しました。
6月30日(日曜日)
夜、羽田空港に帰着しました。