2018年01月29日
生活文化局
東京におけるペットの飼育(自由意見)
Q18 東京におけるペットの飼育について、あなたの考えを自由にお書きください。
(n=416)
- 規制・指導・啓発に関すること・・・234件
- 飼い主の責任・マナーに関すること・・・126件
- 飼育環境に関すること・・・50件
- その他・・・6件
主なご意見
(1) 規制・指導・啓発に関すること 234件
- ペット飼育は肯定するが、殺処分や不法投棄が問題となっていることから、保護犬の譲渡会などをもっと推進すべきだと思う。また、ペットのマナーに関しては、東京都だけでなく、地域で取り組む問題として捉えられるべきだと思う。ペットショップやネット販売が無秩序に拡大しないためには、規制をより強化することが必要になると思う。
(女性 20代 品川区)
- 無責任な飼い主が増えており、啓蒙活動では限界がある。飼い主、売り主への制限など条例を設けて強化すべき。
(男性 20代 北区)
- ペットの飼育は個々のモラルの問題であり、地域住民の話し合いならともかく、東京都(行政)が関与すべき問題ではない。
(男性 30代 調布市)
- 殺処分の問題も含め、ペットがどのように飼育販売されているのか、実態を子供も含めた多くの方に啓蒙する必要がある。悪質なペット業者や飼い主を無くさなければ、この問題は解決しないのではないか。
(男性 30代 杉並区)
- 人間とペットの双方に住みよい街にしていきたい。安易にペットショップで、親から早い時期に引き離されたこどもを見るのは辛い。規制を強化して欲しい。また、ペットを飼おうと考える人が、ペットショップに行く前に、まず保護された動物たちの譲渡会を先に思い浮かべるような環境になって欲しい。またお金を払えば、誰でも手に入る世の中ではなく、譲渡や購入の際に、人間側の審査(住環境や、生活リズム)もする必要があると思う。
(女性 30代 練馬区)
- ペットは飼い主からみれば家族同然と感じている場合も多いと思われる。また、情緒的な癒しの側面も持ち合わせていると思う。しかしながら、集合住宅が多い東京では、周囲との調和を乱さない範囲での飼育という制約が重要である。飼っている家庭とそれ以外の家庭との間でトラブルが起こらないように、様々な施策を講じていく必要がある。
(男性 40代 足立区)
- 集合住宅や戸建てでも密集した地域での飼育は、騒音や臭いの問題が起きやすいと思う。しかし、高齢者の一人暮らしが増え続ける中で、ペットの飼育が心身の健康維持につながる可能性もあるので、ペットに関する相談窓口を増やすなど、環境整備が必要だと思う。
(女性 40代 福生市)
- 基本的にペットは所有者に責任があり、法律的には民事の問題と考えるが、所有者への指導については行政が請け負わざるをえないところがある。ただし、ペットを所有することは民事的なことであり、そこまで税金を使わなければならないことには疑問を感じる。
(男性 50代 品川区)
- 犬猫などのペットを飼いたい人は、まずは殺処分される動物を引き取ることを選択肢の第一になるように啓蒙していって欲しい。そして10年後には、それが常識になっているといいのだが。
(男性 50代 墨田区)
- 東京都内の場合は、共同住宅で飼育するケースも多く、ペットにストレスがかかりやすく近隣とのトラブルも発生しやすい。ペットに自由に運動させてやれるようなドッグランの場所やペット同士が交流できるような公共の施設が増えればいいと思う。
(男性 50代 世田谷区)
- 本来は、強制的に法律、条例、行政罰で規制するにはなじまないですが、飼い主等のマナーや常識に期待できかねる現状にあると思います。最低限の条例の制定は必要と思います。飼育が難しくなったら相談するルートのPRと、悪意的な遺棄は恥ずかしい、または、みっともないんだと言える社会にするよう、息の長い啓発が各方面に定着するよう求められると思います。
(男性 50代 新宿区)
- この問題には、ペットを飼う権利と義務について、幼児期よりの啓蒙が基本にあると思う。今できることで諸問題が良くならなければ、厳格な対応と長期的対応として、地道に保育園・幼稚園からの飼育教育が必要。
(男性 60代 豊島区)
- 現在、集合住宅に住んでいます。ペットの飼育は禁止になっていますが、明らかに飼っている住民がいます。その人たちは外出の際、ペットをコソコソと隠します。だから、ルール違反と認識しているのでしょう。こういう人たちに、行政ができることって難しいですよね。罰則強化も選択肢の一つかもしれませんが、最後は本人の意識だと思います。それでも広報を続けることは、一定の効果を上げることだと考えています。
(男性 60代 墨田区)
- 超高齢化社会を見据えて、介護施設やデイサービスセンター等で犬や猫などを使って、利用者が癒し、くつろぎ、楽しさ、刺激等が受けられるように、また共生できる社会を構築していくために、今後の重点施策としてほしい。
(女性 60代 港区)
- 本来、個人の自由に属する事項であり、行政が介入すべきではないと思う。しかし、ペット飼育に関しては、実際に飼っている人といない人でその意見が一致することはありえない。したがって、嗜好品(喫煙や飲酒)と同様に不利益を受ける、つまり、ペットを飼育しない側を保護することを優先した、何らかの条例等の制定を考慮しても良いと思う。また、ドッグランの整備等、都の資源を特定の都民の利益のために供すべきではないと思う。
(男性 60代 板橋区)
- これからペットは、ますます増えると思われます。主としてペットショップで購入する人が多い今日、業者は売るだけでなく、ペットの飼い方やマナーなどもきちんと飼い主に説明、指導するよう行政は指導・監督する体制を作ってもらいたい。
(女性 70歳以上 あきる野市)
- ペットは、子供、高齢者、障害者や療養中の人にとって、慰め、喜び、生きがいをあたえてくれる存在でもあるので、その飼育を希望する人たちの希望ができるだけかなうような環境が整備されることが望ましい。その一方で、ペットにより迷惑をこうむる人たちがいることも事実なので、後者のペットへの拒否反応を緩和するため、ペット飼育者には、一定のルールを守ってもらうことも大切。行政サイドとしては、そのための支援や啓発活動を積極的に行うことが求められる。
(男性 70歳以上 中央区)
(2) 飼い主の責任・マナーに関すること 126件
- 犬の散歩が気になります。糞尿の始末が中途半端で、その糞が知らない間に散乱して、拡散・飛翔しているかと思うと、あまりいい気はしません。実際、糞を幼児が触ったりして病気になったと聞きます。散歩のルールを厳しくして欲しいと思います。
(女性 18・19歳 狛江市)
- 飼い主への教育を重点的に行い、飼い主のマナーをきちんと教育すべきである。迷惑をかけた際は、ペット自身は悪くないのに責任を転嫁してはならないと思う。
(男性 20代 足立区)
- 昔に比べたら、野良猫、野良犬を見かけなくなった気がします。また、犬を連れて散歩をしている人を見ると、糞を始末するビニール袋や尿を流す水を手に持っているように思います。マナーは良くなっているのではないかと思います。
(女性 30代 練馬区)
- 30年くらい前に比べて、だいぶ野良犬や野良猫がいなくなったことを思えば良くなったのでしょうけれど、殺生処分が減らない限り、人間が責任をもって飼うべきだと思いました。
(女性 30代 中央区)
- 東京ではペットを飼う環境や場所など限られているので、他人に迷惑をかけずルールを守って飼うことが大事であると思う。飼うことになったら最後までしっかり責任を持つことを自覚して飼う必要があると思います。
(女性 40代 北区)
- 犬や猫が嫌いな人、犬や猫のアレルギーがある人が存在することを認識して、他人に迷惑をかけないように飼育してほしい。
(男性 50代 稲城市)
- ある程度の高齢になったら、ペットを飼うにも自身の年齢を考慮に入れるべきだと思う。ペットの寿命と自身を重ね合わせ、どこまで責任をもって飼えるかを考える。もし飼うのなら自身の没した後、継続していける方策もとっておくべきだし、その自覚を促したい。
(女性 60代 杉並区)
- ペットを最後の看取りまで飼育できない人は飼うべきではなく、ペットショップではまマナーを守れない購入者へは販売すべきではないと思います。販売者は購入者の飼育環境、飼育意識のアンケートなどを実施のうえ販売すべきだと思う。
(男性 60代 福生市)
- すべてのことに言えることですが、自由と責任に尽きると思います。ペットを飼うのなら、他人の迷惑にならないよう十分配慮してほしいと思います。
(女性 70歳以上 大田区)
(3) 飼育環境に関すること 50件
- 都心においては、犬などの散歩を必要とするペットの場合は、散歩場所も限られることから、ペットの飼育に関しては慎重になるべきだと思います。郊外においても同様であると考えます。日中・夜間の鳴き声など、近隣に迷惑のかからないように、配慮すべきであると考えます。
(男性 30代 文京区)
- パリとまではいかなくても、ペットと共生できる町であって欲しいと思っています。当家でも目が不自由な犬を飼っていますが、彼がいることがとても幸せです。
(男性 50代 世田谷区)
- ペットを飼う前は、周りの環境等を充分に検討して欲しい。
(男性 50代 八王子市)