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令和2年(2020年)2月4日更新

報道発表資料

東京都の住宅政策や東京の住まいについての自由意見

Q14 東京都の住宅政策や東京の住まいについて、あなたの意見を自由にお書きください。

(n=400)

  1. 住宅施策に関すること…104件
  2. 空き家の活用に関すること…98件
  3. 東京の住まいに関すること…82件
  4. 防災・治安に関すること…52件
  5. 居住支援に関すること…30件
  6. 高齢化問題に関すること…29件
  7. その他…5件

主なご意見

(1) 住宅施策に関すること 104件

  • 駅周辺は開発、再開発をどんどん推進しつつも駅から少し離れた閑静な住宅街などについては緑を残すといったようなメリハリのある開発が望ましい。
    (男性、10代、小平市)
  • 大規模開発の際には、公園などの交流できる場所や保育園等の子育て支援施設を確保するなど事業者と協議して、長く住みたいと思えるまちづくりをしていってほしい。
    (男性、30代、港区)
  • 公共の交通機関が発達し、防災対策も進んでいる東京は、子どものいる家庭にも高齢者にとっても住みやすい環境と言えると思うので、これからもよりよく暮らせる政策を期待しています。
    (女性、40代、杉並区)
  • 人口が中央に集中して、家賃が高いか、郊外にすれば通勤ラッシュが避けられない。既に交通機能が飽和状態の中、企業の時差出勤やテレワーク、フレキシブルワークなどを都が推進し、手頃な家賃で快適な住環境の確保が課題。高層マンションなどの開発が先行してしまい、インフラ機能が追い付いていない地域などは、インフラ機能を同時に開発する取組が必要。また郊外の団地の高齢化などでは、リフォームなどで若い世代の取込みをして、団地内での孤立化、高齢化を防ぐことも大切である。
    (男性、40代、渋谷区)
  • 都市部や郊外でも、高齢者が居住していた家が空き家になっている物件が多い。有効な利用方法を官民一体で考えてほしい。一人暮らしで、身体障がいがあり車いすを利用している方が、現在居住している地域で生活をしたくて賃貸民間住宅を探したが、借りることができなかったと、聞いたことがあります。保証人制度を含めて施策を考えていただきたい。
    (女性、50代、あきる野市)
  • 地価の高い東京では、土地が細分化する傾向にある。古い一軒の家が取り壊されると、三軒の狭小住宅が立つという具合だ。この傾向を止めるのは難しいと思いますが、地震や火事などの災害時のことを考えると、ある程度の住宅間のスペースが必要と思います。建築基準法を無視した住宅の建設等には十分に注意をして、せめて一軒に一本の木くらいは植えられる余裕がほしいものです。一本の木政策というのはどうでしょうか。
    (男性、70歳以上、目黒区)

(2) 空き家対策に関すること 98件

  • 先日テレビの企画で見たのが、青梅市で空き家を若い世代に売るという事業である。若い世代を取り込むことができる上、空き家の対策にもなるのが良い点であると感じた。東京は若い世代の人が増えているのにも関わらず、空き家も多いということが問題になっているため、この青梅市の事業のようにうまく住宅の需要と供給を適合させることができればよいかと考える。自分は現在、親の一軒家に扶養されている身であるが、将来的には、自分の一軒家を購入することを検討しているため、ぜひ東京の他の地域でも似た事業を行ってほしいと考える。
    (女性、10代、国分寺市)
  • 税金対策のためか、空き家でもそのまま放置しているケースがある。家はともかく、植木が伸び放題で周りの家に迷惑を掛けたり、害獣が住み着いたりすることがあるので、そのような場合に指導できるようなシステムがほしいと感じる。
    (女性、30代、大田区)
  • 東京都でも空き家が問題になっているということだが、そもそも今の東京都で問題が表面化するぐらい長期間空き家であり続ける物件というのは、本当に住宅としては向かない物件だと思う。したがって、そのような物件は少なくとも住宅以外の用途としての再利用がスムーズに進むような仕組みづくりを都として行ってほしい。
    (男性、30代、八王子市)
  • 相続時など、空き家になる恐れがある状況に対して、空き家になる前に自治体や税理士などが積極的にかつ迅速に対応策の情報を提供するよう、ネットワークづくりをしてほしい。
    (女性、40代、瑞穂町)
  • 今後も増えていくのであろう空き家問題は、その活用方法によっては、とても有効なツールになるように思います。家や土地の売買に関する法律の変更も含め、考えていく必要があると思います。
    (女性、50代、国立市)
  • 限られた土地に小規模の住宅が密集した地域が多くありますが、災害や火災発生時には極めて危険だと思います。このような地域での空き家対策は、最優先で取り組んでいただきたいと思います。
    (男性、60代、杉並区)
  • 我が家の近くでも空き家が増えていることから、一人暮らしになった時、持ち家をどうするか考えるようになった。高齢になるとメンテナンスしながら住み続けるにも限界が来ることは必定。売却して子供家族の近くに住み替えることも考えているが、一人暮らしの高齢者への賃貸住宅への入居が難しいともいわれている。そのような時に相談に乗ってくれる支援機関があると心強いと思う。
    (女性、70歳以上、清瀬市)

(3) 東京の住まいに関すること 82件

  • 近年、東京オリンピックの影響からかマンションの建設が増加している。増加することによって、街の人口が増えるのは嬉しいことではある。しかし、以前から住んでいる住民にとっては、景観が悪くなったり、マンション住民の騒音に悩んでいることだろう。私も、実際その経験がある。小学生のときはベランダから見える様々な景色を見ていた。ところが10年も住んでいると、私の住んでいる地域にたくさんのマンションが建設され、とても残念である。新しい権利、環境権について、私たちは今一度考えるべきなのではないか。東京都は、マンションの建設ラッシュではあるが、一方、地方では過疎化が深刻な問題となっている。社会問題に適応しながら、マンションの建設をするべきである。
    (女性、10代、江東区)
  • 東京の地域のコミュニティ意識が年々低くなっているように感じ、それがよいのか悪いのか分かりませんが、町内会という存在はなくならないでほしいと個人的には思います。それが防犯や災害時の協力などにつながると思います。
    (女性、20代、世田谷区)
  • 地方から出てきた身であり、都会の喧騒や、朝夕の満員電車に未だ慣れることができていない。そんなこともあり、住宅に問題があるというより、むしろ周りの環境の問題として、あまり東京に住み続けたいとは思わない。一方で、電車の混雑さえなければ郊外の静かな住宅に住むことも受け入れやすくなり、自分の理想とする住生活を送ることができると思う。
    (男性、20代、日野市)
  • 東京の住まいは、土地が高く部屋は狭いので、住みづらさを感じています。私は、家族構成の変化により、その時々のライフスタイルにあった住まいを見つけることが、よりよいのではないかなと思うようになりました。以前までは、持ち家に憧れていましたが、最近では歳を重ねるごとに、価値観が徐々に変わってきました。住宅ローンなどの負債を抱えずに、人生の選択肢の幅を広く持たせて、その都度自由度の高い生き方や住み方を、前向きに、楽しく考えていきたいなと思いました。
    (女性、40代、江戸川区)
  • 住宅については、持ち家や賃貸にはさほどこだわってはいない。条件さえ整えば賃貸の方が住みやすいし、それで構わないと思う。持ち家は安心して居住はできるが、住環境の変化に合わせて、転居することは難しい。現在、空き家が増えているようだが、住まいや現状環境へのこだわりがないのであれば、これから益々の人口減少を考慮すると、転居することで医療や買い物、交通など生活の利便性が一層高まることになるのであれば、転居は良い選択であると思っている。そういった意味で言えば、コンパクトシティという考え方について、行政や地域住民にとってメリットがあることと思うが、理解を得られるかどうか。
    (男性、60代、多摩市)
  • 核家族や共働きが増える社会にあって、コミュニケーションがとりやすい環境づくりが大切と思われます。隣近所にどのような家族が住んでいるのかを知ることが、犯罪防止にも役立ち、また、地域の活性化にもつながると考えます。
    (女性、70歳以上、武蔵野市)

(4) 防災・治安に関すること 52件

  • 台風や地震に強く、また防犯性が高い住宅に住みたいです。すべて建築で解決するのではなく、近所付き合いや地域のコミュニティで補うことも大切だと思います。
    (女性、20代、足立区)
  • 先日の台風で近隣のタワーマンションが浸水して長期停電していました。新しい機能的なマンションにもマイナス面があることを知りました。災害が多いことを考えると、持ち家を持つことより賃貸暮らしの方が、気は楽です。小さい子供がいるので、空き住宅があるのは防犯の面で不安が多いので改善を希望します。
    (女性、30代、調布市)
  • 仕事の機会が集中している以上、東京に住む人が集中してしまうことは避けられない現状の中、一番気になるのは災害発生時の対策なので、誰が何をどこまで準備すべきなのかを、個人、区市町村、都政もそれぞれの役割分担を明確に定義しても良いのではないかと思います。また、東京に住む人が集中するため、道路の電柱がどうしても通行の妨げとなるケースが多いと感じるので、電柱の地中化について本格検討を進めてもらいたいです。
    (男性、40代、杉並区)
  • 防災対策を重視した街づくりを進めてほしい。建替えをする場合の不燃化を義務付けたり、確実に火災を出さないようにしていく施策を実施してほしい。できるだけ電柱をなくし、共同溝などもあまりお金をかけずに整備していただきたい。
    (女性、60代、多摩市)
  • 地震、風水害に耐え得る、まちづくりが先決である。今年は、大型台風や局地豪雨が各地で発生し、停電、家屋への浸水、道路の冠水、鉄道網が大きな影響を受けた。30年振り、50年振りと捉えられるのではなく、地球温暖化の影響で、頻発する可能性があると捉えて、借金をして(住宅ローンを組む)手に入れたマイホームが災害で被害を受けて、また借金をして補修をしたり、建て替えたりすることがないように、災害に強い街づくりを目指して、関連する部署が一体となって取り組んでいただきたい。
    (男性、70歳以上、江東区)

(5) 居住支援に関すること 30件

  • 都営住宅などに入居できたらいいと思いますが、条件的にできないのが残念です。子育て世代を大切にしなければならないのは分かりますが、独身の人も増えている中、一人で生きていくのは生きづらいと感じます。
    (女性、30代、足立区)
  • 「住宅確保に配慮を要する都民の居住の安定」は大切だと思いました。東京は家賃がとても高いですものね。必要としている人に、収入に応じた適切な賃料で住宅が供給されるといいなと思います。母子家庭もそうですし、高齢者は病気などの懸念から不動産業者から物件の紹介を渋られるという話を聞きます。困っている高齢者の方が暮らせる場所ができるといいなと思います。
    (女性、40代、三鷹市)

(6) 高齢化問題に関すること 29件

  • 最近話題になっている人生百年時代、これからのんびり過ごしたいなどと、空気の良い地方に移住する話をよく耳にする。空気はよい、環境もよい、商店や病院はやや遠方だが車で移動すれば可能。私はこのような話を聞くたびに、いつも、年を取り運転不可や病気になったらと不安に思う。年を重ねると一番何が重要かと。交通の便利・買い物に便利・病院通いに便利など、生きていくために欠かせない必要条件が第一だと思います。私は、便利な日本の都市、ここ東京に住み続けたい。東京都が住宅政策に真剣に取り組んでいる姿勢を大いに評価したい。
    (女性、70歳以上、国分寺市)
  • これから更に高齢化と少子化が加速すると思われ、高齢者世帯と若い世帯が共に住めるバランスの取れた街づくりが必要ではないかと考える。それが活力のあるそして福祉の行き届いた地域社会の形成に役立つものと思料する。
    (男性、70歳以上、西東京市)

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