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報道発表資料  2021年12月27日  福祉保健局

今冬の食品衛生一斉監視実施結果(中間報告)

クリスマスや年末年始といった歳末期には、贈答用の様々な食品が大量に流通し、またノロウイルス食中毒が多発する時期でもあります。都及び特別区・八王子市・町田市は、食中毒の発生を未然に防止し、食品の安全性を確保するため、12月1日から30日まで、食品関係事業者等に対する歳末の食品衛生一斉監視を実施しています(令和3年11月25日報道発表)。このたび、12月15日までの実施結果について、速報値をとりまとめましたので、お知らせします。
この期間、食品関係営業施設に、延べ50,480件の立入検査を行い、食品の衛生的な取扱い等の指導を実施しました。また、2,530検体の食品について検査を実施した結果、1検体の法違反品を発見し、必要な措置を行いました。

重点監視項目の結果概要

今冬の食品衛生一斉監視では、下記の項目について重点的に監視指導を行っています。

1 クリスマス、年末年始用食品等の検査…2,530検体

短期間に大量に製造され流通するクリスマスケーキ、正月用そうざい等の年末年始用食品を中心に検査を実施しました。その結果、大腸菌に関する基準値を逸脱した「生食用かき」1検体の法違反品を発見しました。違反品については、販売者に対し回収・保管を指導するとともに、加工者を管轄する自治体へ通報を行いました。

2 集団給食施設に対する監視指導(ノロウイルス、腸管出血性大腸菌対策)…延べ797件

ノロウイルスや腸管出血性大腸菌による食中毒を未然に防止するため、高齢者施設等の給食施設に延べ797件の立入検査を行いました。その結果、適切な手洗いの徹底、記録の実施等について24件の指導を行いました。

3 HACCPの取組支援…延べ14,334件

食品衛生法改正により制度化された、HACCPに沿った衛生管理について講習会を62回開催し、食品等事業者3,531名に対し、衛生管理計画の作成方法や記録のつけ方等、HACCPに沿った衛生管理の導入に向けた情報提供を行いました。また、食品等事業者に対し、延べ14,334件の立入検査を実施し、衛生管理計画の作成、記録の実施等の指導を行いました。

4 食品の表示に関する監視指導…129,997品目

期限表示やアレルゲン表示等を中心に、129,997品目の食品に対し食品表示法に基づく表示監視を行いました。その結果、413品目の食品に対し原産地等の表示改善を指導しました。

5 その他

  • 近年相次いでいる、食肉を原因とする食中毒を未然に防止するため、飲食店等に延べ5,496件の立入検査を行いました。その結果、鶏刺し等鶏肉を生又は加熱不十分な調理で提供していた施設等に対して、十分な加熱の実施等152件の指導を行いました。
  • テイクアウトや宅配等を実施する飲食店に延べ1,463件の立入検査を行いました。その結果、適切な温度管理の実施等16件の指導を行いました。

上記の一斉監視事業の実施結果については、事業実施後に取りまとめ、食品衛生関係事業報告において公表を行う予定です。

主な実施結果数値は、別紙(PDF:391KB)を参照ください。

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4404

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