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2022年05月31日 建設局, (公財)東京動物園協会
恩賜上野動物園(園長 福田豊)では、妊娠が確認(2021年12月8日発表済)されていたニシゴリラの「モモコ」が以下のとおり出産しましたので、お知らせします。なお、今回のニシゴリラの繁殖は、千葉市動物公園と当園で行っている共同繁殖によるものです。
2022年5月31日(火曜日) 午前9時10分頃
不明
モモコ 38歳
ハオコ 28歳
室内で母親の「モモコ」が赤ちゃんを抱いた状態で落ち着いて過ごしています。赤ちゃんはしっかりとモモコに抱き着き、ときどき鳴き声も聞こえます。授乳はまだ観察されていません。
群れの他の個体は落ち着いており、父親である「ハオコ」や他4頭のゴリラが距離を置いて見守っています。
モモコと赤ちゃん
(撮影日:2022年5月31日)
野生のゴリラは群れで生活する動物のため、当園ではシルバーバックのオス「ハオコ」を中心として、メスの「トト」「モモコ」「コモモ」「モモカ」、オスの「リキ」の6頭でゴリラの群れをつくって飼育を行っています。
観察用ビデオで確認したところ、5月31日午前8時30分頃、群れの他のゴリラがモモコの近くに集まって見守る様子があったことから、出産が始まったと推測されます。午前9時10分には赤ちゃんの姿が確認されました。出産直後にはモモコが赤ちゃんを舐める様子があり、その後は抱きながら室内を移動する行動や、うつ伏せで赤ちゃんを覆う行動も見られています。
母子の状態は安定し、群れの他の個体も落ち着いていますが、本日は展示を中止しています。展示再開時期の判断のため、母子や群れの状態の慎重な観察を行っています。
7頭(オス2頭、メス4頭、不明1) ※今回誕生した赤ちゃんを含みます
日本国内の飼育状況:6園20頭(オス10頭、メス10頭)
資料:2020年ニシゴリラ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】
ニシゴリラ(霊長目 ヒト科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:CR(近絶滅種)、東京都ズーストック種)
※「附属書1」の数字の正しい表記はローマ数字です。
問い合わせ先 (公財)東京動物園協会 恩賜上野動物園 電話 03-3828-5171(代表)17時00分まで 恩賜上野動物園教育普及課 電話 03-3822-5811 建設局公園緑地部計画課 電話 03-5320-5374 |
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