薬物乱用について(自由意見)
Q18 薬物乱用防止対策や啓発活動などについて、あなたのご意見を自由にお書きください。
(n=489)
- (1)啓発活動やPR…165件
- (2)若年層への取組…96件
- (3)薬物に対する意識や背景…90件
- (4)薬物乱用防止への取組や指導・取締り…81件
- (5)薬物に関する相談・支援…48件
- (6)その他…9件
主なご意見
(1)啓発活動やPR 165件
- もう少し啓発活動に力を入れた方が良いと思います。薬物を乱用してしまう人の中には、ダイエット目的や、寂しさや生きづらさから薬物乱用に手を染めてしまう人も居るかも知れないので、薬物乱用になってしまう前に、周りの人や大人に頼ったり話を聞いてもらうべきだと思います。また、使用を辞めたくても辞められない人への支援等も積極的に行っていくべきだと思いました。(女性 20代 板橋区)
- 啓発のポスターや広告よりも、実際の事例を扱ったドキュメンタリーのような啓発動画が効果的であると、個人的に思う。(男性 20代 大田区)
- SNSが活発に利用される中、今まで以上にオーバードーズなどの情報をネットで得られるられるようになってしまっている。啓発活動を通じて、正しい薬の使い方や悪影響を知って貰う必要がある。(男性 20代 葛飾区)
- 薬物乱用による悪影響は理解していますが、薬物乱用を防止するための啓発について見聞きしたことが少ないと気づきました。意識していないだけかもしれませんが、目につきやすいところ(SNSの広告やTV CMなど)で積極的に発信するとよいのかなと感じました。(女性 30代 板橋区)
- インターネット、SNSでの間違った情報が、若者に流れ、それを鵜呑みにしてしまう危険があるので、情報規制や正しい情報を知らせることが大切。(女性 40代 新宿区)
- 薬物と知らずに手を染めてしまったり、断れない状況から一度くらいと受け入れてしまわないよう、あらゆるきっかけの事例や、健康被害、経験談などを広く情報発信して欲しい。(女性 40代 足立区)
- 子どもや青少年への啓発だけでなく、地域の大人も関わったり、親子で一緒に学べる機会が定期的にあったりすると、地域や家庭内での意識も多少高まるのではないかと思います。(女性 40代 狛江市)
- 薬物に関する正しい知識が全般的に不足していると思うので、危険性はもちろん、刑罰についても知ることができる機会があれば良いと思います。(男性 40代 江東区)
- SNS等において薬物乱用に関する誤った情報が多発しており、これらに対する明確な反論や科学的根拠に基づく否定的意見等を(個人ではなく、あえて)公益性のある団体、機関等が積極的に発信しても良いのではないかと思います。(男性 50代 台東区)
- 薬物について、若者はもちろん、保護者においても実際は余り知らない可能性があるため、その恐ろしさや、ほんの気の迷いからどんなことが起きるかを周知する必要があります。高校生への道徳教育の場や大学でのシンポジウム開催、地域のイベントや医療機関でのパンフレット配布などで、案外身近な問題だと認識してもらうきっかけ作りをしてはどうかと思います。地道で時間のかかることだとは思いますが、もしも身の回りで起こってしまったらを皆で考える機会が必要であり、薬の依存性についても繰り返し説いていくのが良いと思います。(女性 60代 島しょ)
- この問題に対して全く無知、無関心でした。身近に手に入る薬でも乱用すれば、起こりうることなので、啓発運動が必要だと思います。(女性 70歳以上 品川区)
- 青少年を薬物汚染から守るため、学校・地域社会と警察の協力を頂き啓発活動を徹底させて行きたい。(男性 70歳以上 江東区)
(2)若年層への取組 96件
- 若者の間では、目に見える形で心の疲弊が見えなければそのSOSに気が付いてもらえないと感じている人が多いように思う。薬を多量に飲んでいることで心配の的になれると思っている人がいる。起こってからでは遅いので、日頃から処方された薬は決められた時間に決められた量摂取するようにしたり、夜の東京では危険な場所が多いため、できる限り近づかないよう心がけている。授業で薬物の危険性を学んだ際、映像を観たことでより恐ろしさを肌で感じることができた。映像を用いての啓発活動は大いに有効であると感じる。(女性 10代 新宿区)
- 私が小学生、中学生の時は授業にて「薬物の危険性について」動画を見たり、専門家をお呼びしての講習を受けました。しかし、高校ではそのような取り組みがありませんでした。また、現在大学生ですが、そのような講義を取らない限り学ぶことはありません。自由が増える高校生、大学生は、薬物乱用の危険性が高いと思います。必修の授業などで多くの人が正しい知識を持てるようにすることが、若者への防止対策に繋がると考えます。(女性 10代 多摩市)
- 小〜高校生の時に見た、「薬物乱用するとどうなるか」のビデオが記憶に残っています。対象が幼い頃からの啓発活動が有効なのではないかと思っています。(女性 20代 足立区)
- 市販薬や、病院でもらう薬などでも過剰摂取によって薬物乱用になってしまうことを知らない人が多いように感じる。義務教育の間で少し学んだ記憶はあるが、まだそこまで力を入れているように感じなかったので、もっと教育現場で学ぶ機会を持つべきだと思う。(女性 20代 東村山市)
- 小、中、高と薬物乱用防止の講義が年2回ずつ開催されていました。私自身、そのような教育を受けて薬物は危ないものである、また、市販の薬品でも使用方法を間違えれば危険であるという考えを前提として持っています。私の友人もそうだったので、小さい頃からの薬物乱用防止教室はとても効果が高いと感じています。(男性 20代 墨田区)
- 私は小学生、中学生の時に都内の学校で薬物に関する授業を受けました。その時の記憶は今でも残っており、薬物に対する認識の第一歩となっています。学校施設での取り組みは継続しつつ、さらにその発展として、なぜタバコは認められているのか、なぜ海外では大麻の使用が一部認められているのか等、日本と世界の社会情勢などと結びつけてより広い視点から薬物に関する認識を深めることのできる活動があると良いのではないかと思います。(男性 20代 世田谷区)
- 学生時代で警察などから受けた薬物に関する講習会が今でも印象に残っています。幼い時から教育として情報をインプットさせることと、薬物依存者が社会復帰できるような仕組みづくりが大事だと思います。(女性 30代 千代田区)
- 子供の知識が足りずに手を染めるケースが多いように思う。軽い気持ちで人生が狂うことを分からせるような活動を、子供が見るチャネル(TikTokなど)で配信して欲しい。(女性 40代 文京区)
- 青少年においては教育が大切だと思います。小学校から薬物乱用の恐ろしさを正しく知らせる必要がある。乱用して廃人になり死に至ることなどと命の大切さを学ばせる。更生して再出発する人にも受け皿は不可欠であるから。(女性 60代 府中市)
- 薬物乱用が若者に広がっている背景には、交友関係を通じて、興味本位にまたは断り切れずに手を出し、深みにはまっていくのがあるのではないでしょうか。学校や地域で、薬物乱用の被害について詳しく説明し、けっして興味を起こさないような取組と、万一そうした勧誘を受けた場合の対処法について繰り返し広報するのが肝要だと思います。(男性 70歳以上 豊島区)
(3)薬物に対する意識や背景 90件
- 主に若者が中心のオーバードーズは家庭にも学校にも居場所がない人たちが多いように感じます。薬物乱用防止に直接的に取り組むのも大切ですが、まずは若者への経済的・精神的支援が重要であると考えます。(女性 20代 大田区)
- 薬物乱用は一部の人が起こす特異な現象ではなく、誰にでも起こり得る問題ではないかと感じました。(女性 20代 中野区)
- 一度始めてしまうとアルコールなどと同様に自分の意思ではやめられないものだと理解をしています。(女性 20代 杉並区)
- 薬物乱用に走ってしまう根本的な原因(例えば家庭不和など)があれば、それらを解消するための取り組みもしていきたい。(男性 20代 墨田区)
- 薬物に手を出す人は、孤立無援、自暴自棄、刹那的・短絡的な思考で後先を考えないという印象。身近に自分を大切に感じてくれる家族や、自分が大切にしたいと思う存在があれば、それらが心の防波堤になる。良い人間関係が築けるように、他者に思いやりを持ちたい。他者への共感力を育む子育てを心掛けていきたい。防止策のために行政に何か望むより前に、自分でできる事を探していきたいと思う。(女性 40代 国分寺市)
- 他人事のように感じたりするが、実際はもっと身近な問題なのでそれに気づいて貰いたいです。(女性 60代 練馬区)
(4)薬物乱用防止への取組や指導・取締り 81件
- 薬物が危険なことは理解している子も多いと思うが、実際の後遺症の例をより具体的に写真や動画、それを経験した本人がお話しするなどがあると頭に残りやすいのかなと感じた。(女性 20代 墨田区)
- 近年では著名人が薬物乱用によって逮捕されたりと薬物を乱用すると逮捕されるという事は誰でも知っている事だと思うが実際服用した場合にどうなってしまうのか。どれだけ依存性が高いのかを知っている人はそれ程多く無いと思います。ネットの誤った情報「ダイエットや眠気覚まし(勉強)に効果がある」、「一度だけなら大丈夫」など安易な気持ちで手を出して染まってしまう人が居るのも事実です。今後これまで以上の薬物の危険性の周知の徹底とともに薬物を取引させない対策、取り組みも必要になってくると私は考えます。(男性 20代 板橋区)
- インターネットにおける乱用映像の取締りを行うべきだと思います。最近では、オーバードーズしている映像をよくSNSで見ます。これ自体が促進になると思います。そういった取締りをやると効果的ではないかと感じます。(男性 30代 足立区)
- 今は子供や家族のそばに薬物の危険が及んでいるとは感じていないのですが、そのこと自体が危険なのだと思います。こんなに身近にまで危険が及んでいることを知らしめるような事例を発信するなど、もっと身近な危険なんだと感じさせるような活動をして欲しいです。(女性 40代 文京区)
- 始まりはきっと友人等に勧められた等軽はずみなことかと思う。その軽い気持ちが起きないような、最初の一回を踏み止まらせるような教育を若い頃から受けるのがいいと思う。子供のころ公共広告機構で薬物やめますか、人間やめますかという人間が骸骨になる映像のCMをやっていて、当時それを観て怖いと思った。だから私は薬物には一切興味を持たず今に至る。また、タバコを辞めるのに苦労したから、依存性のある物を断つには本人の意思や医療の力だけでは難しいと思う。だから最初の1回を絶対になくすような対策に全力を注いでほしいです。最初の1回がなければいつかはゼロになる。(女性 40代 多摩市)
- 若い人が気軽に手に入れられてしまうシステムが一番問題だとおもう。具体策は思い浮かばないが、流通を断ち手に入れられにくいようにすべきでは。(女性 50代 新宿区)
(5)薬物に関する相談・支援 48件
- 薬物が危険であることの若いうちからの十分な意識づけと、誤って薬物依存になった場合の相談、治療窓口が広く認知されるようになって欲しいと思う。(女性 40代 中野区)
- 薬物を手にするきっかけとなる部分(精神的なことや周囲の影響等)をサポートして、そこに向かわないような社会を作るように、心の相談が身近に出来るような環境があるといいと感じています。東京は色々な土地からの人が集まる地域でもあるので、相談できる人が身近にいない人は老若男女問わず多いかと思います。人と人の繋がりが豊かな状況が理想です。(女性 50代 中央区)
- 生活の中で人間関係や仕事の事などで不安や悩みを相談する事が出来ないと感じたりするとそのストレスから逃げ出したくなって薬物乱用などに逃げてしまってるのではないか。悩み事などを抱えてる人がひどくなる前に相談出来る電話相談で悩み事を聞いてもらうだけでも違うと思うので、もっとその事を知ってもらう事が必要だと思う。(女性 50代 江東区)
- 悩みなどから薬に手を出してしまうのではないかと思います。その前に相談することができるといいですね。(女性 70歳以上 目黒区)