障害と情報保障手段の種類に関する認知度
Q9 障害のある方が分かりやすく利用しやすい情報保障の手段は、障害の種別や程度によって、異なります。
あなたが知っている情報保障の手段を、次の中からすべて選んでください。
(MA)(n=478)
- 視覚障害の方向け
- 点字(視覚障害・盲ろう※1の方向け)
- 拡大文字
- テキストデータ※4
- 音声コード※2
- デイジー※11
- 聴覚障害の方向け
- 手話
- 手振り・身振り
- 筆談
- 要約筆記※9
- ヒアリングループ※10
- 読話・口話
- 盲ろうの方向け
- 手書き文字
- 触手話※8
- 指点字※3
- 知的障害・精神障害・発達障害の方向け
- ルビ版※6、分かりやすい版※7の作成
- コミュニケーション(支援)ボード※5
- ※1 盲ろう
目(視覚)と耳(聴覚)の両方に障害を併せ持つ方
- ※2 音声コード
QRコードと同じ印刷物上の切手大の二次元コードで、活字文字読み上げ装置やアプリなどで読み取ると、文書を音声に変換して読み上げます。
- ※3 指点字
盲ろうの方の指を点字タイプライターの6つのキーに見立てて、左右の人差し指から薬指までの6指に直接打つ方法です。
- ※4 テキストデータ
データの文字やイラストをテキスト形式で作成する方法で、パソコン、タブレット、スマートフォン等の電子機器の音声読み上げ機能(スクリーンリーダー)を使って内容を把握できます。
- ※5 コミュニケーション(支援)ボード
文字やイラストが載っているボードで、文字盤やイラストを指さしてコミュニケーションをすることで、障害者の意思や要望を確認することができます。
- ※6 ルビ版
漢字にひらがなのルビを振って、漢字がわからない方も読めるようにした資料を指します。
- ※7 分かりやすい版
図やイラストを使用したり、簡単な言葉に書き換えることで、分かりやすくした資料を指します。
- ※8 触手話
話し手が手話を表し、盲ろうの方がその手に触れて伝える方法です。
- ※9 要約筆記
話の意図をつかんで要約し、手書き・パソコンにて文字におこし、聴覚障害の方に伝える方法です。
- ※10 ヒアリングループ
補聴器や人工内耳を使っている中途失聴難聴の方向けの設備で、補聴器や人工内耳の音質が良くなる設備です。
- ※11 デイジー
デイジー(DAISY)という音声媒体にデータを変換する方法です。専用の再生機や専用ソフトをインストールしたパソコン、タブレット、スマートフォン等の電子機器によってディスクを再生し、内容を把握します。
調査結果の概要
知っている情報保障の手段を聞いたところ、「点字(視覚障害・盲ろうの方向け)」(96.2%)が9割半ばで最も高く、以下、「手話」(93.3%)、「筆談」(88.1%)、「手振り・身振り」(56.7%)などと続いている。