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2022年10月21日 福祉保健局
東京都では、花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、花粉飛散予測を実施するとともに、飛散花粉数の観測を行っています。
このたび、令和4年10月14日から20日にかけて「東京都花粉症対策検討委員会」を書面開催し、今春【注1】の都内スギ・ヒノキ花粉飛散状況の解析及び予測との比較検証等を行いましたので、その結果をお知らせします。
【注1】令和4年1月4日から5月11日までの期間
飛散花粉数の都内12地点の平均は、4,585個/平方センチメートルとなり、昨春の1.2倍、過去10年平均(平成24年から令和3年)の9割だった。
飛散花粉数が「多い」以上の日数は、都内12地点の平均で34日となり、昨春(29日)よりも5日多かった。また、過去10年間平均(32日)よりも2日多かった。
都全体の飛散花粉数は、予測最小値を下回った。
図1(PDF:258KB)、図2(PDF:154KB)
都内12地点の飛散花粉数の平均は4,585個/平方センチメートルであり、予測最小値(4,700個/平方センチメートル)を下回った。
区部平均では、予測の範囲内であり、多摩部平均では、予測最小値を下回った。
飛散花粉数が「多い」以上の日数は、概ね予測どおりだった。
表(PDF:220KB)
都内平均の飛散花粉数が「多い」以上の日数は36日と予測していたところ、実際は34日であり、概ね予測どおりだった。
区部では32日、多摩部で38日程度と予測していたところ、実際は区部で35日、多摩部で34日となり、予測と比較すると区部では3日多く、多摩部で4日少なかった。
スギ花粉の飛散開始日は、大田以外の地点で予測よりも約半月遅かった。
図3(PDF:186KB)
スギ花粉の飛散開始日【注3】は、大田が2月15日と最も早く、次に青梅で2月24日、それ以外の地点では2月25日または26日であった。
令和3年度第2回の委員会検討結果として発表した当初の予測は、2月12日から16日、2月1日公表した再予測は2月12日から15日であり、実際の飛散開始と予測とで約半月の差があった。
これは、令和3年12月の気温が平年よりも高く、スギ雄花の休眠覚醒が遅れたこと及び、令和4年2月の気温が平年よりも低く、関東地方の山間部で2月10日と13日に降雪があり、都内に影響する関東南部のスギ雄花の開花が遅れたことが原因と考えられた。
【注3】飛散開始日:一観測地点で、1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を原則として2日以上連続して観測した場合の最初の日(空中花粉測定および花粉情報標準化委員会の合意事項による。)
今回の委員会資料については、ホームページに公開しています。
東京都健康安全研究センター⇒花粉症対策のページ⇒東京都花粉症対策検討委員会
※草本花粉にもご注意ください!
夏から秋に飛散するイネ科、ブタクサ属、ヨモギ属、カナムグラの花粉の観測値について、以下のホームページ及びTwitterで提供していますので、ご活用ください。
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「きぃちゃん」
問い合わせ先 東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課 電話 03-3363-3487 Eメール S0000786(at)section.metro.tokyo.jp ※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。 お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。 |
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