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令和7年(2025年)2月17日更新

令和6年度 入選作品 映像部門

最優秀

足立区「あだちの“おいしい給食”~宇宙人くん、日本一のヒミツを知る~」【全国推薦】(YouTubeリンク)

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主な内容

主人公は、1年前に足立区民となった宇宙人くん。そんな宇宙人くんが、校長先生のナビゲートのもと、「おいしい給食」のヒミツを知っていくというストーリー。番組では「おいしい給食」事業の始まりや、栄養士の奮闘などを子どもたちの演技によるドラマ仕立てで紹介。また、栄養士や生産者へのインタビューも行い、当事業への想いや取組みなどをお話しいただいている。本作品は「おいしい給食」に携わる全ての方へ感謝の気持ちを込めてお送りする。

審査員コメント

  • 「給食の残菜を無くそう!」というかけ声の元、足立区のおいしい給食運動は2007年にスタートした。このよく出来た動画の主役は子供たちの演劇集団であるキッズパフォーマンス集団『ほしかぜ』である。栄養士たちの挑戦も大きい。自校調理で地域特産の小松菜を用い「レバーポテト」なるメニューを開発したり、子どもの好き嫌いを無くそうという努力には敬服した。何よりも政策PR臭が無く、押し付け感もない30分で楽しく飽きなかった。(高橋)
  • 好評だった過去映像の設定を活かしながら、そのフレームを使い、新しい情報発信をするという素晴らしいアイディアだったと思います。子供達が演技することで、見やすく、わかりやすくもなっており、とてもエンタメ性の高い映像でした。区の取り組みも素晴らしいもので、給食が食べたくなりました。最初に「残菜」をなくすために始まったプロジェクトとのことでしたので、結果がどのようになっているのか教えてもらえると映像の締まりとしても良かったかと思いました。(高木)

一席

江東区「江東ワイドスクエア 深川七不思議」(YouTubeリンク)

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主な内容

よく耳にする七不思議という言葉。江戸では「本所七不思議」を筆頭に各所で七不思議が存在し、江東区深川にも七不思議が存在するという。あまり知られていない「深川七不思議」を絵師の北葛飾氏が描いた木版画とともに番組独自の解釈でご紹介。妖怪の総大将、ぬらりひょんが「永代橋の落橋」や「閻魔堂橋の恨みの縄」などをストーリー仕立てで解説することで「深川七不思議」ともに当時の深川の情景も浮かんでくる。

審査員コメント

  • 「深川七不思議」という普段は区民でも耳慣れない事象を番組独自の解釈で紹介。どれも面白いエピソードで、北葛飾氏の怪談調浮世絵の世界とMCの打田マサシさんの講談調の語りがピッタリ合ってエンタメとしても成功している。よく彼をキャスティングしたといえる。ただ、欲を言えば冒頭で簡単な江東区の地図などを出して位置関係と全体感を示しても良かったと思う。(高橋)
  • 深川という土地に興味を持ってもらおうという目的がしっかり、意図として伝えられている映像でした。企画と、演出、題材も映像として惹きつけられる作品になっていたと思います。また、江戸時代の事件なども絡ませることで、土地に興味を持てる内容だったと思います。エンターテインメントとして、楽しく見ることができました。(高木)

二席

調布市「調布市ライブラリー 【実篤人生すごろく・前半】幻の実篤グッズを職員2人がただただ楽しみつくす動画!」(YouTubeリンク)

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主な内容

明治から昭和にかけ文学、美術、思想、演劇と幅広い分野で業績を残し、晩年を調布市で過ごした武者小路実篤。実篤の意外な悩みから、若き日の大胆な行動、文学作品に隠された秘密がわかる!幻のグッズ「実篤人生すごろく」を職員2人がただただ楽しみつくすことで、実篤の波乱万丈な人生をひも解きます!なんと前・後編の2本立て!2人が笑いの絶えない深掘りトークをくり広げながら実篤の”人生”を学びます!実篤の90年はとにかくスゴイ逸話ばかり!実篤の言葉や生き方が身近に感じられて、きっと何か人生のヒントが見つかるはず。

審査員コメント

  • 前半しか見ていないが、武者小路実篤の人生の場面場面をすごろく化して、すごろくが進むと自然に知識が身についてしまうという発想がすごいと思った。進行役の二人も息がぴったり合っていて視聴者を逸らさない。さねあつを最後まで漢字の「実篤」で通したのも一本筋が通っている。(高橋)
  • YouTubeの番組のような作りで、安心してみられました。冒頭の導入部分できちんと、目的を伝えていたことと、ワクワクする始まり。広報課の青木さんのちょうど良いMCと進行に対しての、高城さんの安定した解説、2人の息のあったやり取りがプロのようでもありました。企画内容も、誰もが知っている武者小路実篤の人生をすごろくというアイテムにし、わかりやすく伝えることができており、プロダクトも良かったし、映像も良かったと思いました。(高木)

二席

墨田区「ウィークリーすみだ 特集復活の第九 未来への第九 5年ぶり開催!国技館5000人の第九コンサート」(YouTubeリンク)

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主な内容

墨田区を代表する一大音楽イベント「国技館5000人の第九コンサート」。1985年の開始以来およそ40年、多くの方に親しまれてきましたが、前回の第36回は新型コロナの影響により直前で中止に。あれから5年。コロナ禍の制限を乗り越え、再び国技館に集う参加者を追いました。第1回から連続参加する方、このために海外から帰国する方、親子で初参加する方。それぞれの想いを乗せた歓喜の歌声が国技館で復活し、止まっていた時間が動き出します。

審査員コメント

  • 40年近く続いているすみだ5000人の第九!コロナ禍を乗り越え5年ぶりに国技館に結集した。92歳で皆勤賞の女性はドイツ語で暗譜しているという。それぞれの想いをのせた第4楽章「歓喜の歌」で文字通り観客も含めた喜びが爆発しているのが伝わってくる。ナレーションも適切で快い。(高橋)
  • 区での取り組みで、これだけ、エンターテイメントを区民と共に作り続けているこの活動に感動しました。区民の達成感がきちんと描かれており、ヒューマンドキュメンタリーになっていると思いました。区の取り組みとして、区民を支えることを皆さん題材にしてますが、人の心を豊かにできる取り組みをされているとても素晴らしいドキュメンタリーになっていると思います。(高木)

奨励賞

日野市「デジタルコワクナイ作戦宣言動画」(YouTubeリンク)

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主な内容

日々職員がDXに掛かる対応に追われる中、更なるDX推進を求める総務大臣書簡が発出され、日野市情報政策課に緊張が走った。
関係各省庁からの度重なるDX推進の要請により混迷を極める職員及び組織の現状を鑑み、市長は、職員一丸となってこの課題に取り組むため「デジタルコワクナイ作戦」の開始を宣言するのであった。

審査員コメント

  • そもそもDX推進に於いて「デジタルコワクナイ作戦宣言」とはいくらデジタルが苦手という相手に発信だとしても、少し低次元な発想かなと感じた。お化け屋敷じゃあるまいし、デジタルフォーメーションをそんなネーミングで啓蒙、刮目させようという目論見が今どきの目の肥えた視聴者からは上から目線に感じられて最初から拒否感を抱く可能性もあるでしょう。(高橋)
  • 映画の予告編のような映像トーン、職員の方々の息を呑むような演技力にびっくりしました。ターゲットは日野市の役員の方々になると思いますが、日野市民に対しても、改革宣言をしているような作りになっているので、しっかり伝えたいメッセージが表現できているかと思いました。冒頭、もう少し「DX推進」の部分なのか、課題がわかりやすい部分を大きく映して、主観の目線で文字を追ってるようなカメラワークにしてみたり、総務大臣の書簡の尺をもう少し長くしたり、その辺りが改善できれば、プロが作ったような動画になると思いました。職員の方だけでこれを手作りしているのは、とても素晴らしいと思いました。(高木)

奨励賞

府中市「府中市プロモーション動画 いつだって、『主役はわたしだ』 ~シニア世代編~」(YouTubeリンク)

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主な内容

府中市に住むひとり暮らしのシニア世代の男性。趣味のカメラを楽しみながらも、どこか孤独を感じていた。そんな中、ポストに入っていたチラシを見つけ、市のイベントに参加。男性が地域の人々との関わりを広げていく様子を描き、豊かな自然環境と温かい人たちのいる府中市が、人々を優しく受け止めるまちであることを伝えている。

審査員コメント

  • 「いつだって、主役はわたしだ」~シニア世代編~というのだが、私もその一人として、そう思えれば幸せなんだろうが現実は厳しい。暮らしを共助出来るシステムは行政レベルでも可能だろうが、ココロの問題は解けないのが現実であるし、もし地域の人々との共助で孤独が癒されるというのであれば府中市に移住してみたいものだ。(高橋)
  • 主演の方の演技も、周りの方の演技も、役者でない方々がやっていると思えないくらいのキャスティングでびっくりしました。また、高齢のお一人暮らしの方にスポットを当ててること、府中市が高齢の方への施設や、イベントなどを実施されていることなど、とてもほっこりする内容でした。映画風なトーンと、キャスト、コピーなど、しっかり映像として、伝えたいことがわかりやすく表現されていて、見る人を惹きつける構成になっていたと思います。主役の方が自分で見ていたという設定もよかったです。(高木)

奨励賞

江戸川区「えどがわ区民ニュース 特集 東京大空襲の記憶」

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主な内容

太平洋戦争末期の昭和20年3月10日に下町一帯を襲った、東京大空襲。この大規模な無差別爆撃により、江戸川区内でも死傷者およそ6,600名、罹災者およそ4万名にのぼる甚大な被害が出ました。戦後から79年が経ち、今を生きる人々から大空襲の記憶が薄れゆく昨今。番組では、戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えるべく、空襲を経験された方の証言をはじめ、犠牲者慰霊の灯籠流しに参列し、平和への祈りを捧げる人々の思いなどを紹介しています。

審査員コメント

  • 今年は戦後80年の節目の年。江戸川区では所謂「3月10日の大空襲」で約6600人の死傷者が出たと言われる。毎年終戦の日に旧中川で行われる灯篭流しに参加している空襲体験者にインタビューすると同時にこの悲惨な体験を次世代に引き継いでいきたいという平和への思いを共にする。体験者の「みんなすごく優しかった。それと惨めじゃなかった。あの時人間として成長できたから戦後も成長できた」という言葉が印象的だった。(高橋)
  • 東京都民として忘れてはならない題材を、記録に残すということが素晴らしい活動だと思います。私たちが日々暮らす街で、79年前にこれだけ悲惨な殺戮があったということ、今がどれだけ幸せなのかがよくわかりました。体験者の方のお話、平和を願う灯籠流しのイベントで、しっかり後世に伝えていることに感動しました。子供の涙もとても印象的に映像になっていて、感情を揺さぶられました。素晴らしい題材とインタビュー構成だと思いました。(高木)
問い合わせ先
政策企画局戦略広報部企画調整課
電話 03-5388-3070

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